スポーツクライミング男子で来年のパリ五輪代表に決まった楢崎智亜(27)が19日、都内で行われたザ・ノースフェイス社のイベントに登場し、パリでの金メダル獲得を力強く誓った。
「世界選手権は取っているが、オリンピックは取れていない。シンプルに金メダルが取りたい」。12日に閉幕したスイスでの世界選手権の複合で3位に入り、出場権を獲得した。世界選手権は16年にボルダー、19年にはボルダーと複合の2種目を制覇した。優勝候補筆頭に挙げられた東京五輪では4位に沈んだ。パリで雪辱を期す。
前週の世界選手権では、中継のリポーターとして来場していた愛妻と抱き合う姿があった。妻は東京五輪銅メダル後に引退した野口啓代さん。その支えがパリ五輪では欠かせない。「自分自身を客観的に見るのが得意ではないので、クライミングを分かっている啓代が、アドバイスをくれてとてもありがたい」と献身的なサポートに感謝した。
時には厳しい言葉もかけられる。「基本的に褒めてもらうことはあまりない」と笑うが、「日々頑張らなきゃなと思わせてくれる」と心の支えになっている。パリ五輪まで1年を切った。妻との二人三脚で悲願達成を目指す。