テニスのグランドスラム(4大大会)最終戦、全米オープンが28日(日本時間29日)にニューヨークで開幕した。
男子シングルスで世界ランキング44位の西岡良仁(27=ミキハウス)は、1回戦で同49位のスタン・バブリンカ(38=スイス)と対戦。16年の本大会を制しているベテランを相手に、まずは19年以来の初戦突破を狙う。
6大会連続9度目の出場で、過去最高の3回戦以上なるか。初戦を前に、大会を連日生放送するWOWOWの独占インタビューに応じた。
-現在の左肘や体の状態をお聞かせください
肘は変わらずの状態で(ボールを)打てなくはないけど、全力で打てないという感じです。特にサーブです。バックサイドの肘を伸ばして打つスライス、片手を使ってのロブとか打てないので、制限は結構あると思います。
-勝てない時期が続いていましたが、自分でどのように切り替えてきましたか?
もともと全仏オープン以降はけがもあったので、ウィンブルドンに関してもほとんど練習してないですし、治るまではなかなか難しかったと思います。自分の理想のベストの形は取れていないのが現実で、その中で何とか、いろいろうまくやれている方ではあると思いますけれども、うまく勝ち負けにつながってこない。テニス自体は悪いとは思っていないです。
-そういう中での今年最後のグランドスラム、今の心境をお聞かせください
最近勝ってないのは、気持ち的に落ちているところはもちろんありますけど、コート上でテニスが楽しいかと聞かれればそうでもないです。そういった中で試合に出ないといけないから試合もするけど、いい試合も多いです。特に(ATPツアーマスターズ1000シンシナティ2回戦で敗れた)ズベレフ戦も勝てるような試合の内容だったと思います。自分の感覚としてはそれがうれしいかと言われればそういう感覚ではなく、今はすごく難しい感情の中でテニスをやっています。一番の問題は、テニスの技術うんぬんではなく、コート上でテニスを楽しめていないところです。
-楽しくないのは、けがもあって自分のテニスができないことが原因ですか?
もちろんそれはあると思いますが、勝ち負けはあまり気にしていないです。シンシナティで1回勝って良かったですけど、根本はそこではないと感じました。はたして、何がどういう風に改善できるか難しいですけど、ひとつ自分の中で大きな要因となったのがランキングやシードのことを気にしすぎていたことです。うまくいっていた自分のペースを崩してまで頑張ろうとしていたので、僕の中ではオーバーワークが多かったと思います。
-1回戦の相手はバブリンカ選手です。どのような戦いになりますか?
最近やってないので全然分からないですし、前回負けた時はだいぶ前なので、その時のイメージはちょっと違います。バブリンカも正直、そんなに上がってはいないし、僕の中で持っている当時のイメージと、バブリンカのギャップは絶対あると思います。過去の対戦の中でもボールの球威などに関しては、ピカイチの選手でした。押されるボールが多いと思いますけど、比較的ゆっくりプレーをする選手ではあるので、ラリー戦になるかと思います。ラリー戦になってからが勝負です。
◆放送 テニス全米オープンはWOWOWで連日生放送。WOWOWオンデマンドでは日本人選手の全試合をライブ配信予定で、第1日は最大11コートを無料ライブ配信する。