【スノボ】竹内智香、北京五輪で元コーチから事実無根の指摘「願いはこの問題が二度と起こらない事」

竹内智香(2022年2月8日、撮影・パオロ ヌッチ)

スノーボード女子で14年ソチ五輪パラレル大回転銀メダルの竹内智香(39=広島ガス)が、22年北京五輪期間中、当時の日本代表コーチ1人から事実無根の指摘を受けたことが12日に分かった。当該の元コーチは昨年3月末で日本代表を去った。

全日本スキー連盟(SAJ)がこの日、公式サイトで一連の経緯について説明。それを受けて竹内も、自身のブログを更新した。

それぞれの文章の内容や関係者の話を総合すると、北京五輪で竹内の出場種目が行われる前日、あるコーチが「竹内は外国人に日本チームのウエアを着用させ、選手村の自室に入れている」「このことが知れ渡れば大きな問題になる」などと、竹内の担当コーチに伝えた。

競技終了後に担当コーチが竹内本人に確認したところ、そうした事実はないと否定。またコロナ禍ではあったものの、もし選手村の自室に外国人が入っていたとしても、大会ガイドライン上は問題なかったことも分かった。さらにSAJの聞き取り調査で、問題を指摘したはずのコーチの発言につじつまが合わない点も確認された。

これらのことからSAJは、事実と異なる指摘を行ったコーチの言動は不適切だったと判断。チーム内の混乱を招いたとして、当該コーチとは契約を更新しなかった。

しかし、一連の経緯をSAJがただちに公開しなかったことで情報が錯綜(さくそう)。竹内が当該コーチを辞めさせたなどのデマも出回った。「事実関係を知る方は担当理事とごく一部の関係者のみであったため、懸念されたような『マイナスの影響』が国内外で起きてしまいました」(竹内のブログより)。

その後、竹内や関係者が粘り強く要望を訴えたことで、ようやく情報公開に至った。竹内はブログで「この1年半、私のアスリート活動の傍らには、常にこの件へのストレスがつきまといました」と競技に影響が及んだことについても言及。さらに「私の願いは、今後このような問題が二度と起こらない事。もしも起きてしまった際には、組織としてこのように時間をかけず、選手ファーストの迅速な対応がなされる事を強く望みます」と主張した。