<陸上:日本学生対校選手権(日本インカレ)>◇第3日◇16日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場◇男子5000メートル決勝
中央大・溜池一太(2年)が14分07秒04をマークし、日本勢2番手となる5位でフィニッシュした。
創価大のリーキー・カミナが13分52秒16で優勝。日本人トップの4位に入った順大・吉岡大翔とは残り500メートルまで競り合ったが、最後に離された。6秒61差をつけられたが、10月9日の出雲駅伝へ「もう1度気持ちを入れ直して、出雲で優勝と区間賞を取れるようにやっていきたい」と静かな声色で意気込んだ。
「トラックがしたい」との思いを胸に、22年4月に京都・洛南高から中央大へ入学。瞳を輝かせて、トラック競技の魅力を説く。
「ロードよりスピードが速いので、走っていて気持ちが良いです。最後の1周で鐘が鳴って、その集団で勝負するのは、世界陸上を見ていてもかっこいいなって思うので、トラックが好きです」
8月下旬の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)で心に残ったのは、男子3000メートル障害に出場した三浦龍司の姿。洛南高の2学年先輩は、日本勢過去最高の6位入賞を飾った。2年連続で世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ・ファイナルへも出場し「世界で戦える日本人選手。すごく尊敬しています」と憧れを抱く。
その先輩に負けじと磨いてきた脚力。昨季は1年生ながら、10月の出雲駅伝で5区(6・4キロ)区間2位、1月の箱根駅伝で1区(21・3キロ)区間4位と好走をみせた。
今季は11月の全日本大学駅伝と合わせ、3大駅伝全てでの活躍を目指す。
「今年は全部区間賞をとって、チームに貢献したいです」
今年1月の箱根駅伝で総合2位に入ったチームをさらに押し上げるため、“トラック好き”の溜池も尽力していく。【藤塚大輔】