【レスリング】女子五輪6階級中5階級でパリ決定 藤波朱理は準決勝を43秒勝利で126連勝

<レスリング:世界選手権>◇20日◇セルビア・ベオグラード◇女子

女子は五輪実施の6階級中5階級で日本勢がパリ五輪代表を内定させた。5位以内の選手の国・地域に出場枠が与えられ、日本協会は3位以内で五輪代表に決まる基準を設けていた。

この日はまず女子53キロ級の藤波朱理(日体大)が準決勝を快勝。ギリシャ選手に43秒でテクニカルスペリオリティー(旧テクニカルフォール)勝ちし、21日の決勝に進出した。準決勝まで4試合を勝ち上がり、17年9月から続く連勝記録を126とし、初の五輪切符をつかんだ。

62キロ級では元木咲良(育英大)も準決勝でノルウェー選手に2-1で逆転勝利し、藤波に続いた。68キロ級の石井亜海(育英大)は準決勝でトルコ選手に敗れて21日の3位決定戦に回ったが、勝利すれば代表に決まるため、前日に決勝進出を決めた50キロ級の須崎優衣(キッツ)、57キロ級の桜井つぐみ(育英大)、76キロ級の鏡優翔(東洋大)の3選手を含めて、今大会で全6階級の女子代表が決まる可能性を残した。