【バレー】ブラン監督「素晴らしいシーズン」五輪切符獲得の今シーズンを振り返る

日本対米国 第1せッt、ポイントを奪いガッツポーズするブラン監督(左)と富田(撮影・滝沢徹郎)

前日8日まで行われた来夏のパリ五輪予選を兼ねたW杯バレーで、プールB2位となり五輪出場権を獲得した男子日本代表(世界ランキング4位)のフィリップ・ブラン監督(63)が9日、オンラインで今季の総括会見を行い、「全ての目標を達成できた素晴らしいシーズン。なによりもたくさんの観客の前でパリ行きの切符を勝ち取ったことが大きな喜び」と笑みを浮かべた。

第2戦のエジプト戦でまさかの逆転負けを喫し、窮地に立たされたものの、4戦連続ストレート勝ちでパリ切符をつかんだ。歓喜の涙の裏には選手だけでなくスタッフの努力があったことを明かし、「成し遂げた仕事を皆が誇りに思っている」と振り返った。

指揮官の目線は既に母国フランスでの表彰台入りに向いていた。「これからはパリへのパフォーマンスに向けて歩みを進めていく」。一時帰国するが「冬の間に選手たちと個別に話し合っていく」と、歩みを止めるつもりはない。Vリーグの全試合をオンラインで視聴して戦力を見極めるほか、チームの枢軸を担う石川祐希や高橋藍らが所属するイタリアリーグ、宮浦健人のフランスリーグ、山本龍のルーマニアリーグなどを随時視察に訪れる予定だ。

来季へ向けて全体的な技術力の底上げを誓う。「パリのメダルを獲得することは、トップ4のチームに入ることを意味する。ポーランド(同1位)やイタリア(同3位)の戦いを見ていてもわかるように1点、2点を取るためには最適な決断が必要。来年に向けてその瞬間に適応できる準備をしていきたい。サイドアウトやエースも大事だが、1つの分野だけでなく幅広く準備していくことが重要」と説いた。

ネーションズリーグ銅メダル、アジア選手権優勝、五輪切符獲得と、飛躍を続ける日本チーム。青い目の指揮官が、パリの表彰台へ導く。