今春誕生の焼津バスケ部、秋田隼斗主将「全力で臨みたい」公式戦デビュー戦で初勝利目指す

大沢氏(前列中央)の教えを生かして初陣突破を目指す焼津の選手ら

全国高校バスケットボール選手権(ウインター杯)県大会が21日、県内各地で開幕する。男子は110校が出場。藤枝明誠の東海総体優勝で、1校増となった2枠の全国切符を狙い、熱戦を繰り広げる。上位4校が、25年ぶりに行われる決勝リーグ戦(来月3、11、12日、藤枝・県武道館)に進み、全国出場権を争う。その男子では今春、焼津高に新チームが誕生。1年生だけの守備位置もまだ固定されきっていないフレッシュチームだが、今大会で公式戦デビューし、初陣勝利を目指す。

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2021年度に女子校から共学となった焼津に、3年目にして男子チームが立ち上がった。県協会によると、新設チームは17年度の浜松聖星男子以来、6年ぶりという。創設から間もない県総体は出場を見送った。練習を重ね、今大会で待望の初陣に挑む。先月から5チームほどと練習試合を行い、実戦慣れもしてきた。主将の秋田隼斗は大会に向け、「まだミスもあり完成形ではないけど、全力で臨みたい」と意気込んだ。

初々しいチームに“助っ人”が現れた。今夏Bリーガーの道を退き、バスケスクールを立ち上げた大沢歩氏(32=静岡市出身)が、初回無料クリニックとして選手らの指導に訪れた。同氏の出場試合を生観戦したことがある選手もいて、普段練習とはひと味違った指導に聞き入り、ドリブルやパスなどの基礎についてアドバイスを受けた。

中学から競技に取り組むチーム最長身タイ183センチのセンター増田悠来は「ドリブルの基本を学べた」と細かい部分を見直した。小5からプレーしているPG阿部航己は「脚や体の使い方が参考になった」。阿部は元々SG。得意の3点シュートを中3時の公式戦で1試合7本決めたことがあるという。得点源としても「活躍したい」と力を込めた。初戦となる2回戦(22日)では富士市立と対する。“大沢先生”から「ぜひ初戦を突破して」とエールを送られた。教えを生かし、まずは恩返しの1勝を挙げにいく。