【テニス】20歳望月慎太郎またも番狂わせ!世界215位が10位の前回王者フリッツに逆転勝ち

男子シングルス2回戦 テイラー・フリッツに勝利し雄たけびを上げる望月(撮影・河田真司)

<テニス:木下グループ・ジャパン・オープン>◇19日◇東京・有明テニスの森公園◇男子シングルス2回戦

1回戦で念願のプロツアー初勝利を飾った世界ランキング215位の望月慎太郎(20=IMGアカデミー)が、またも番狂わせを起こした。前年覇者で同10位のテイラー・フリッツ(米国)にタイブレークの激闘の末に勝利した。

1セット目は、1ゲームも奪えず0-6で失った。「ボコボコ打ってくる印象」と話していた通り、ベスト10の強打に翻弄(ほんろう)。セット後半にはラケットをコートに押しつけるなど悔しさをあらわにした。それでも第2セットはサービスエースでゲームを奪うなど、徐々に持ち味を発揮。第7ゲームには相手のビッグサーブを攻略し、ブレークに成功。そのまま6-4で追いついた。

第3セットも集中力を切らさない。ライン際にボールを集め、粘りに粘った。第6ゲームにブレークを許したが、第9ゲームに4連続ウィナーでブレークに成功。そのまま6-6で突入したタイブレークでも、3連続得点で主導権を渡さない。最後は7-2で完全に打ち勝った。

試合前の「やれることをやって、走って走って走りまくって、それで負けたら仕方ない」との言葉通り、強豪相手に堂々の戦い。ツアー初のベスト8進出にコートを飛び跳ねて喜んだ。「ずっと良いプレーしてて取り切れなかっただけ。ここまで乗り越えてきたので自分を信じてプレーしようと」と笑みを浮かべた。

20歳は未開の地へ歩を進めている。準々決勝は20日、同41位のポピリン(オーストラリア)と対戦する。「誰とやってもベストを尽くす。勝つチャンスを少しでも見せられたら」と物語の先を見据えた。

1回戦では全仏ベスト8で同31位のトマスマルティン・エチェベリ(アルゼンチン)を6-4、7-6で破ってツアー初勝利。涙を流して喜んでいた。

◆放送 テニス男子ツアーの木下グループ・ジャパン・オープンはWOWOWで連日独占生放送、WOWOWオンデマンドでは全コート配信予定。