〈ラグビー:ムロオ関西大学リーグ〉◇第4節◇22日◇2試合◇京都・宝ケ池球技場
関西の名門・同志社大が悲劇的な敗戦で4連敗を喫し、最下位に転落した。
摂南大に32-34とリードされた後半ロスタイム6分。敵陣でのスクラムでペナルティーを得た同志社大は中央約32メートルと絶好のPGのチャンスを得た。決めれば逆転勝利のシチュエーションでSO嘉納一千(4年=大阪桐蔭)のショットはゴール左に外れた。
直後にノーサイドのホイッスルが響き、崩れ落ちた嘉納を仲間が抱き上げた。FW山本敦輝主将(4年=常翔学園)は「嘉納は一番練習しているし、キックはめっちゃうまいんやから外したのは仕方ない。責任を背負ってほしくない」と心情を思いやった。
ともに開幕3連敗の“裏天王山”だった。後半7分には13点差をつけられたが、試合終盤の連続トライで一時は逆転に成功した。名門の意地を示したが、結果は残酷だった。
宮本啓希監督はゴール前でミスが続いた内容を「勝たなければいけない緊張感があった」と言い、「結果は負けたが、13点差からあそこまで持っていけたのはあと3戦に向けていい部分」と前向きに言った。
昨季も入れ替え戦への可能性もあった最終戦で天理大に勝ち、他の試合の結果もあって大学選手権出場枠に滑り込んだ。同志社大が入れ替え戦に回ったのは、7位に終わった10年度の1度だけ。残り3戦、名門の“血”が試される。【実藤健一】