【バレー】日本代表・西田有志15得点でパナソニック開幕2連勝 新天地でパリ五輪メダルへ躍動

得点を決めてハイタッチを交わす西田有志(撮影・勝部晃多)

<バレーボール・Vリーグ男子1部(V1):パナソニック3-0東京GB>◇22日◇東京・代々木第2体育館◇観衆2745人

昨季レギュラーラウンド(RR)3位のパナソニックが、同8位の東京GBにストレート勝ちし、開幕2連勝を飾った。

今月8日まで行われたW杯バレーでパリ五輪切符獲得に貢献した日本代表の西田有志(23)が、チーム2位の15得点を挙げてけん引。代表選手が多く所属するパナソニックは、リーグ戦の日程変更で前日21日が開幕戦となっていた。同じくこの日が開幕2戦目の昨年優勝の名古屋はジェイテクトに0-3で敗れ、1勝1敗となった。RR6位までがプレーオフに進み、決勝は来年3月31日に行われる。

   ◇  ◇  ◇

左腕がうなった。マッチポイントから、西田がこの試合3本目のサービスエースをたたきこんだ。勝負を決めた一撃に「この2日間の中で一番しっくりしたトスがきた。あの感覚を準備しながら、またやっていければ」とうなずいた。ブロック3本を含むチーム2位の15得点。代名詞の豪打でスタートダッシュに導き、メンバーにもみくちゃにされた。「難しい試合だったけど、(開幕)2連勝できてうれしい」と笑った。

代表リベロの山本とともに今季からパナソニックのユニホームに袖を通した。W杯バレーで五輪切符をつかんで迎える新天地でのシーズンだが「やることは変わらない。代表で勝つための選手になることがチームが勝つきっかけになる」と力を込める。見据えるのはパリでのメダル獲得。だからこそ、「プロなので結果を残さないといけない。このチームには勝つためにきている」と、18-19年シーズン以来、5季ぶりの頂を狙う。

合流してまだ1週間ほど。それでもチームには山本の他、山内、エバデダン、大塚、西山ら多くの代表メンバーが在籍するだけに「成熟していない状態だが、今日の経験は生きてくる」と言った。背番号は日の丸で背負う「1」の横に、もう1つ「1」を付けた「11」。一番高い場所へ-。最高到達点は、まだ先にある。【勝部晃多】

○…東京GBは今季初勝利はおあずけとなった。第1セットは新加入の柳田将洋(31)やラファエル・アラウージョ(32=ブラジル)が鋭いスパイクで得点を重ねてリードするも、後半に失速。逆転を許して落とすと、そのままストレートで敗れ、開幕4連敗となった。柳田は「中盤から終盤にかけてギアを上げていかないといけない」と反省。連日満員のホームに感謝し「自分たちがどれだけのプレーを見せられるかが(集客に)関係すると思う」と引き締めた。