【フィギュア】渡辺倫果が第2の故郷バンクーバーで成長の滑り誓う「やっと3年ぶりに戻って」

SPの曲かけ練習で鋭い視線を送る渡辺

フィギュアスケート女子で23年世界選手権代表の渡辺倫果が“凱旋(がいせん)試合”に臨む。グランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダの開幕を翌日に控えた26日(日本時間27日)、バンクーバーの会場で公式練習に参加。「やっとバンクーバーに帰ってこれて、やっと、やっと3年ぶりに帰ってこれて」と実感を込めた。

中3で滑りを磨くために過ごしたのが同地だった。ホームステイしながら、新型コロナウイルスの影響で帰国を余儀なくされた20年まで、青春の一ページを刻んだ思い出の街だ。

同年に再渡航した際には、入国条件を満たせず、到着したバンクーバー国際空港で入国拒否を受けて、日本に戻らざるをえなかった。前日25日の到着時には、入国審査を通過する時に緊張した。「トラウマですからね。通過できただけで嬉しすぎて泣きそうになりました」と振り返った。

前日は日本から到着後に当時の練習拠点で滑り、ホームステイ先の家族とも再会。「『こんなに小さかったのに、よく頑張ったね』って言ってくれました」と感慨に浸った。昨年のスケートカナダ(ミシサガ)でGPシリーズ初出場初優勝。一気に日本女子の主役の1人に駆け上がった。その活躍を見てくれており、直接お祝いの言葉ももらえた。

試合にも友人などが駆けつける。「1年経ってみて、立場、考え方は違ってくる今シーズンではあるんですけれども、1つ1つ落ち着いて、あまりこだわりすぎずにこだわっていきながらやっていければいいんじゃないかな」。まずは第2の故郷で成長した滑りを披露する。

SPは27日(同28日)、フリーは28(同29日)に行われる。