カーリング日本女子代表のロコ・ソラーレが、2つの課題克服に燃える。
今月29日にカナダ・ケロウナで開幕するパンコンチネンタルカーリング選手権(PCCC)へ向け、28日にオンライン会見に出席。サード吉田知那美(32)は「先シーズンとの違いをここで表現できたら」と意欲を示した。
昨季は同大会で初代王者に輝き、日本選手権で2連覇を達成。22年北京五輪銀メダルの実力を示したが、今年3月の世界選手権は決勝トーナメント初戦で敗退した。新シーズンに臨むにあたり、チームは2つの課題と向き合ってきた。
1つ目が基礎の見直し。国際大会で実績を積み、チーム最年少のリード吉田夕梨花が7月に30歳を迎えた中、足元を見つめ直すことから再スタートを切った。吉田知は「このキャリアで、この歳でそんなことするのかという声もあると思いますが、本当に基礎スキルの見直しをずっと取り組んできています」と明かす。
今季はここまで5大会に出場し、そのうち2大会で予選敗退。勝敗を繰り返しながらも、基本技術の徹底を貫いてきた。「心地よく投げる感覚だけが良いのではなく、チーム全体として勝ちやすい状態へ持っていく訓練の最中です」と説明する。
2つ目の課題は序盤の攻防。世界選手権の1次リーグでは7勝5敗で突破したものの、2連敗スタートを喫していた。
「ゾンビのように這いつくばって、最後に勝ち切るのが強さではあります。ただ、世界一を目指すために、チームとしてのろしの上げ方を研究しています」
リーグ序盤から勝利を重ねるため、アイスの情報共有やチームワークにも一層の磨きをかけてきた。「奇襲を起こすにも、チャンスを狙うにも、その前にいかにチーム一丸で必要な情報を集めて、のろしを上げられるかが大事になります。今は完成形ではないですが、先シーズンとの違いをここで表現できたらと思います」。吉田知らしい言葉で意気込みを示した。
スキップ藤沢五月(32)もアイスリーディングの重要性を強調。「大会前半の予選は、勝敗よりもアイスの情報をつかむことができるかを大切にしている。後半に強みがあるので、良い試合の入り方ができればいいなと思います」と引き締まった表情で見通した。
PCCCは開催国のカナダや韓国など、計8チームが出場。総当たり形式で1次リーグを実施し、上位4チームが日本時間3日午前11時開始の準決勝へ進出する。