<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯>◇4日◇フランス・アンジェ◇女子フリー
2シーズンぶりにGPシリーズに戻ってきた樋口新葉(22=ノエビア)がフリー129・73点をマークし、合計190・02点の5位となった。
フリー曲は「Fix You/Paradise」。自身のスケート人生を表現するプログラムで、序盤は「苦しいところを包み込まれるような、優しい雰囲気」、そして、曲が切り替わると「滑っていて楽しい」という気持ちを表す。
思い入れの強いプログラムに乗せて、冒頭のダブルアクセル(2回転半)を着氷。続くルッツ-トーループの連続3回転にはミスが出たが、3回転ループや3回転サルコーは降りた。
昨季は4月に負った右腓骨(ひこつ)疲労骨折の治療に専念しながら、「精神的なリフレッシュ」のために休養にあてた。
今春から本格的に練習を再開し、7月に競技会復帰。ジャンプや滑りを取り戻していく過程に「新たな自分」を重ね合わせ、前向きに日々を過ごしてきた。
まだブランクは感じているが、休養前より明らかに成長した部分がある。
「前は、自分の気にしなきゃいけない範囲以上に考えることが多かった。でも、休んでみて、誰かに勝つとかよりも、自分に勝つことが大事だと本当に感じた」。
そして、樋口は続けた。
「嫌な部分から抜け出せた感じがします」。
手応えを自信に「新たな自分」として氷の上に立ち続ける。
優勝は、203・22点のイザボー・レビト(16=米国)。日本勢としては、住吉りをん(20=オリエンタルバイオ/明治大)が197・76点で3位。千葉百音(18=木下アカデミー)は164・76点で9位だった。