【フィギュア】“ゆなすみ”初競技会 長岡柚奈「りくりゅう先輩のおかげで…」森口澄士と夢描く

ペアの表彰式で写真に納まる優勝の長岡柚奈(左)、森口澄士組(撮影・江口和貴)

<フィギュアスケート:東日本選手権>◇5日◇青森・テクノルアイスパーク八戸◇ペアフリー

結成半年の“ゆなすみ”こと長岡柚奈(18)森口澄士(21)組(木下アカデミー)が初の競技会を終えた。

フリー80・22点を記録し、合計126・74点。スロー2回転ループの転倒などがあったが、2人そろっての3回転ループは着氷。中盤は「かかとが氷の溝か何かに引っかかった」と長岡が転倒したが、森口が「いける! いける! いこう!」と声をかけて、スロー2回転サルコーを成功させた。長岡は「完璧とは全く言えない出来だったけれど、無事に滑り切れて、最後まで演じ切れて良かったと思います」とほほえんだ。

森口は昨季、別のパートナーと世界ジュニア選手権4位に入った。2人は4月のトライアルを経て、ペアを結成。手探りな状態から1歩ずつ進んでいる長岡は「りくりゅう先輩(三浦璃来、木原龍一組)のおかげで、ペアもどんどん世間的に注目度が上がってきている。その注目が途切れないように、私たちも注目してもらえるような、ペアの要素もすごいし、演技も感動させられるペアになりたいと思います」と誓った。

フリーは壮大なテーマになっており、長岡は米国のチョック、ベーツ組の過去の演目を参考に「宇宙のような不思議な感じのプログラムを見て、見本にしたり、キャシー(・リード)先生が踊っているのを見て、頑張ってまねしています」とニッコリ。森口はカナダのアイスダンスカップルだったバーチュー、モイヤー組の「ムーラン・ルージュ」を手本に「曲の壮大さが似ている。そういう部分でどう表現するか。どういうイメージで観客を盛り上げていくのかを研究しています」と貪欲に取り組む。

2人はグランプリ(GP)シリーズ最終戦のNHK杯(24~26日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)に出場する。大舞台に向けて、森口は「課題を見つけて、もっともっといいプログラムにしていきたい。不安や緊張に勝っていけるような自信を、2人でつけていけたらと思います」と意気込んだ。【松本航】