バレーボール男子日本代表で法大2年の高橋慶帆(けいはん、20)が16日、トップレベルでのさらなる成長を誓った。
前日15日にVリーグ1部男子のジェイテクト入りが発表され「来年度の日本代表を見据えて今、自分が何をできるか考えた時に、Vリーグでやりたいという気持ちになった」と経緯を明かした。4年生の内定選手を除く現役大学生の加入はリーグとしても異例で、チームでは初めて。来年3月までの短期契約で、11月末~12月初旬に行われる全日本インカレ後に合流する。
今季は初めて日本代表に選出され、9月の杭州アジア大会で銅メダル獲得に貢献。トップ選手たちとしのぎを削り、「できることも少しずつ多くなって成長できた」。高いレベルで仲間や先輩たちとコミュニケーションを取る中で、「もっと上のレベルでプレーしたい」という思いが芽生えたという。来年1月までは授業やテストもあり、チームが拠点とする愛知と東京を行き来する生活となるが、「トップレベルでできる環境なので自信を持ってやっていく」と力を込めた。
ジェイテクトは今季ここまで1勝5敗の8位。代表セッターの関田誠大も所属しており「いろいろな価値観に触れて人としても成長したい」と胸を高鳴らせた。俳優・横浜流星似の“イケメンスパイカー”と注目度も上がってきたが、「バレーボールを盛り上げられる場面を作れるのは貴重なこと」と足元を見つめて気合を入れた。
同大の吉田康伸監督は「彼はレベルが1個、2個上になっているので、その芽をつぶさないように、なるべく高いところでやらせたい思いだった」と説明。「爆発してくれれば(日本代表監督の)ブランさんに対してもアピールになる」と、期待を寄せていた。
◆高橋慶帆(たかはし・けいはん)2003年(平15)10月13日、千葉県旭市生まれ。イラン人の父と日本人の母を持つ。ケガの影響で小2から始めたサッカーを辞め、中2の途中から「朝練がない」という理由でバレー部に入部。習志野高時代にはエースとして春高に3年連続出場し、3年時にはベスト16。法大へ進学し、22年はU-20代表メンバー入り。23年は初めてトップチームで代表入りし、杭州アジア大会で銅メダル獲得。法大の8年ぶり1部昇格にも貢献。身長193センチのオポジット。