<北信越高校新人ラグビー大会・新潟県予選会:開志国際31-5北越>◇18日◇決勝◇長岡ニュータウン
開志国際が北越に31-5で快勝した。0-5の前半27分にNO8マイカ・ダヴェタ(1年)のトライで追いつくと、計5トライ(3ゴール)。FWとバックスが一体となった攻撃で突き放した。
北越には6月の県高校総体決勝、10月の全国高校大会県予選決勝で敗れていた。新チーム最初の顔合わせで先輩の無念を晴らした。決勝進出の2校は全国選抜大会の出場を懸けて北信越新人戦(来年2月・長野)に臨む。
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強風が吹き荒れ、たたきつけるように大粒の雨が降る。そんな悪天候でも開志国際フィフティーンの集中力は最後まで途切れなかった。前半21分、北越にラインアウトから先制トライを許した。「気持ちを切り替えた。フィジカルで勝負した」とFB村山楓主将(2年)が言うように、ここからギアを上げる。同27分に混戦をこじ開けるようにダヴェタが同点トライを挙げると火がついた。ラックの連続からFW、バックスが入り交じって縦を突いた。
「小さいミスをなくし、継続してゲインすることを意識した」。FWリーダー、FL塚越陽(2年)が明かす。前チームからFW6人が残った。伝統の展開ラグビーにこだわらず、計5トライはすべてFWが奪った。加わった新たなエッセンスが効いた。
高橋昌徳監督(44)は「まず自分に勝つことだった」とメンタルを重視した。10月の全国大会新潟県予選決勝で北越に14-17で敗れ、4大会連続の花園出場を逃した。6月の新潟県高校総体決勝も14-31の敗戦。前チームは北越戦2連敗だった。失意の中で新チームがスタート。村山主将は言う。「自分たちは挑戦者」。塚越は「強い3年生に頼りきりだった。今はチームプレー」。自分たちの特長を、意識して打ち出した。
新チーム結成後、全員で1週間ごとに部活と学校生活の目標を立てて行動し始めた。週5日の筋トレでフィジカル強化も続ける。一体感が高まった結果の新人戦制覇。「次は北信越で優勝して(全国)選抜に出る」と村山主将。先輩の無念を晴らし、自信も深まり、本格的な前進が始まった。【斎藤慎一郎】