【フィギュア】三浦佳生が好判断でGP初優勝 ファイナルVへ「スピンしかやりません!」

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会>◇18日◇エスポー◇男子フリー

【エスポー(フィンランド)=藤塚大輔】SP首位発進の三浦佳生(18=オリエンタルバイオ/目黒日大高)が、GPシリーズ初優勝を飾った。

2季連続のファイナル(12月7~10日、中国・北京)進出も決定。これまでGPシリーズで首位発進した2戦はともにフリーで逆転を許したが、その悔しさも晴らし、「いつもGPで逆転許す形多かった。トータルで優勝できてすごくうれしいです」と語った。

1つ前の滑走となった佐藤駿が好演技で得点を積み上げた。見届けると、佐藤コーチに「やめます」と伝達。同じ轍(てつ)は踏まないと、勝利にこだわり、冒頭の4回転ループを回避し、安定性を求めるジャンプ構成に変えた。決断は奏功。人気アニメ「進撃の巨人」の世界観を表現しながら、自信を持つ4回転トーループ、サルコーなどを決め、素早く力強いパフォーマンスで観客の喝采を浴びた。フリー181・02点、合計274・56点で、2位の佐藤駿を1・22点差でかわした。

SPでは全3本のジャンプを成功させ、自己ベストまで1・42点に迫る93・54点を記録するも、最終盤のシットスピンが0点となった。関係者から「お尻の位置が高かったからでは」と指摘を受け、「“中腰スピン”になっちゃった」と苦笑しつつ「結構痛い」と反省。「取りこぼしのないようにしたい」と気を引き締めていたが、この日も反省はスピン。

「ジャンプは絶対外さないようにってまずは思ってたんですけど、その分スピンでちょっとボロが出た」。レベル1、2の厳しい評価を受け、「このフリーのプログラム、スピン回ってる時間がないので、まずプログラムの構成から直していかないといけない」と痛感。ファイナルまでに猛特訓を掲げ、「1番徹底的にやっていきたい。ここ、どでかく載せてください(笑い)。『スピンしかやりません!』って」と笑顔で誓った。

初出場となった昨季のファイナルは5位。「もう1回滑りたいと思ったが、今日は滑れない。ファイナルにまた来年来て、絶対リベンジしてやる」と誓っていた。今季はその雪辱の舞台へ、GP優勝者の立場で立つ。「大会のチャンピオンとしても恥ずかしくない滑りをしたい。スピンがちゃんとできれば、ショート100、フリー195は絶対出ると思ってる」「全然実力は及んでないんですけど、その中でもやっぱり最初から勝てないと思ったら、もう去年ファイナルでボロボロやったんで、もう勝つ気でいきたいと思います」と力強く宣言した。

【フィギュア】三浦佳生Vでファイナル決定 佐藤駿2位、島田高志郎6位/男子フリー詳細