【フィギュア】“さえルカ”は合計109・69点 SPでミスの清水咲衣は本田のサポートに涙

ペアフリー 演技をする清水咲衣(左)本田ルーカス剛史ペア(撮影・石井愛子)

<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇18日◇第2日◇滋賀・木下カンセーアイスアリーナ◇ペア・フリー

“さえルカ”こと清水咲衣(18)本田ルーカス剛史(21)組(木下アカデミー)は、出場1組のペアで合計109・69点をマークした。

今年5月に結成して、約半年で全日本ジュニア選手権に参戦。大きな舞台にたどり着いたが、清水は17日のSP後、ネガティブな気持ちに苦しんでいた。

「昨日ミスして。自分の中でもっとやりたいけど、できてないというのも結構あったので、ちゃんと追い込めてないというか…。不安な面が出てきてしまいました」。

ショートプログラム(SP)でスロー3回転ループを転倒。練習ではできていたはずの技だからこそ、悔しかった。

言葉を紡ぐごとに清水の目が潤み、涙が落ちる。

朝まで不安な気持ちを抱えていたが、周囲に支えられて気持ちを整えられた。 キャシーコーチ、ブライアンコーチからの「普段できているから」という温かい言葉。そして、あえていつも通りに接してくれる本田の存在。「こんなに励ましてもらったことがない」ほどのサポートを受け、本番では表情豊かに演じきった。

清水は「もし途中で不安になっても、隣でルーカスくんが滑っているという安心感がありました」。

隣で静かに聞いていた本田が「不安な気持ちは僕も一緒だし、お互い始めたてで、すごい頼りない部分もあるんだろうなと思っています」と言うと、清水は静かに小さく首を振っていた。【竹本穂乃加】