【フィギュア】壷井達也がSP最下位から一変好演技 2本4回転サルコ-降り合計216.62点

男子フリーで演技する壷井(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯>◇25日◇大阪・東和薬品ラクタブドーム◇男子フリー

ショートプログラム(SP)で最下位12位の壷井達也(20=シスメックス)は、フリー151.99点、合計216.62点で大会を終えた。

SPではジャンプミスなどが響いて64.63点。肩を落としていたが、一夜明けて迎えたこの日はたくましさを印象付けた。「ショート終わった時は、本当にどうしようかなっていう、滑れるんだろうかって考えてしまったんですけど。一晩しっかり休んで、今日はまた別の試合っていう感じを持って臨むことができました」と気持ちの入った演技を披露した。

冒頭の2本の4回転サルコーを着氷して勢いに乗ると、2本の3回転半などもスピード感豊かに決めていく。最後の3回転ルッツこそ転倒したが、演技を終えると前日とは一転した笑顔をのぞかせた。「点数自体は昨季のベスト超えられたわけではないんですけど、今季なかなか試合でまとめる事ができていなかった。ここで1つ、どういう風に試合に持っていくか、試合でどういう風には力を発揮するか、そういった所の突破口がこのフリーで見えたんじゃないかな」と手応えは大きかった。

神戸大学国際人間科学部在学中。「文武融合」をかかげ、卒業論文でもジャンプの際の筋活動について研究する予定。落胆から冷静に分析し、しっかりと切り替えた結果を収穫とした。

次戦は年末の全日本選手権(長野)。「ショートのミスがすごい悔しいので、なんでそういう風になってしまったのかっていうのをもう1度しっかり見直して、まずショートは完璧な状態で、フリーもノーミスで全日本は滑り切りたい」と期した。