【フィギュア】優勝の鍵山優真「宇野選手とファイナルで一緒に滑れるのがすごく楽しみ」

2位宇野(左)と笑顔で記念撮影に納まる鍵山(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯>◇25日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇男子フリー

ショートプログラム(SP)で今季世界最高の105.51点を記録した鍵山優真(20=オリエンタルバイオ/中京大)が、フリー182.88点の合計288.39点を記録し、金メダルを獲得した。

優勝により、12月7日開幕のGPファイナル(中国・北京)進出が決定。自身初の舞台への切符を自力でつかみとり、「見ている皆さんが全てでレベルアップしたなと言われる演技ができていたらすごくうれしい」と笑みをのぞかせた。

冒頭、GOE(出来栄え点)4・30点を記録する完璧な3回転サルコーを決めて勢いに乗ると、その後も4回転トーループ-2回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半)-ダブルアクセル(2回転半)などコンビネーションジャンプを決めた。続くトリプルアクセルで転倒も、その後のジャンプはしっかりと決め、最後まで落ち着いて滑りきった。

3年ぶり2度目の優勝。演技後「転んでしまって悔しい」と反省の弁を忘れなかったが、「終わるまでは結果は気にしていなくて、とにかく自分のやるべきことに集中した。アクセル以外の要素は落ち着いて出来た」と、一定の手応えを示した。2位の宇野にわずか2点差の優勝も、勝ったのは同じリンクで滑れる楽しさ。「宇野選手と一緒に滑れて楽しくてうれしい。ファイナルで一緒に滑れるのがすごく楽しみ」と、声を弾ませて喜んだ。

SPでは、冒頭の4回転サルコーで大きな加点を稼ぎ、4回転-3回転の連続トーループも決めるなどノーミスの演技を披露。第4戦中国杯で宇野昌磨がマークした105.25点を0.26上回る今季世界最高得点を記録した。

SP後には「(今季世界最高は)全然気にしてなかったけど。しっかりまとめられるようにっていう部分を一番意識してやっていた。その結果が105点っていう評価を得られたので、すごくうれしく思います」と声を弾ませていた。

左足首の故障から復帰し、今月上旬の第3戦フランス杯では3位。開幕前の記者会見では4回転フリップも練習中であることを明かし「今までの良い状態に戻ってきている」ときっぱり。言葉通り、復活の演技で圧倒し、頂点に立った。