<ラグビー・リーグワン1部:BL東京43-30静岡>◇第1節◇9日◇東京・味の素スタジアム◇観衆1万1553人
初優勝を目指す昨季5位の東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)が白星発進した。
7トライで静岡ブルーレヴズ(静岡)を43-30と退け、3トライ差以上のボーナス勝ち点も獲得。10季ぶりに主将を務める日本代表NO8リーチ・マイケル(35)に、新戦力のニュージーランド(NZ)代表SOリッチー・モウンガ&フランカーのシャノン・フリゼルのW杯準優勝コンビがしっかり融合した。
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新しいBL東京の真骨頂だった。
1点を追う後半15分。フリゼルがゴール前ラック際を突き、BKが素早く右へ展開した。モウンガは仕掛けながら、右大外に2人を飛ばす山なりのパス。日本代表WTBナイカブラの前に、相手はいなかった。
逆転トライで主導権を奪い返し、終わってみれば計7トライの猛攻。世界屈指の司令塔であるモウンガは「ジョネ(ナイカブラ)にボールを渡せばいいと分かった」と1人で4トライ男に感心した。
難しい開幕戦。前半24分まで5-17と追う展開だった。それでも方向性は見失わない。リーチはボール争奪戦で体を張り「(モウンガは)みんなが分かりやすいプランを立ててくれる。話す場を与え、周りが聞けるようにする。僕は自分のプレーに集中。ミスが続いた時にどう立て直すかを意識する」。役割は明確だ。
開幕前に主将就任の打診を受け、1度は拒否した。ブラックアダー・ヘッドコーチからも「断った理由も皆を気遣うから。最終的に受けてくれて、うれしい。彼は天性のリーダー」と信頼を受ける。
次節は17日、同じ会場で東京SGとの府中ダービー。まずは上位4チームのプレーオフ進出へ、リーチは「チームが成長できるように頑張りたい」と全力を注ぐ。【松本航】