ノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(51=土屋ホーム)が15日、名寄ピヤシリシャンツェ(ヒルサイズ=HS100メートル)で名寄ピヤシリ大会公式練習に参加した。3回飛び、2回目はK点90メートルをマーク。今季国内開幕戦に向けて「ぼちぼち。去年よりはいいかなって感じ」。風邪気味で声は多少かすれているが、元気に手応えを口にした。
厳しい食事制限に取り組んでいる。1日1食、朝食のみ食べる生活を続けている。すでに約1カ月が経過。結果を求め、シーズン開幕に合わせて体を絞った。「ここ(名寄)できっかけをつかんで」と、名寄ピヤシリ大会(16日)、吉田杯(17日)の開幕2連戦での好スタートを誓った。
11月のスロベニア合宿初日のジャンプで着地の際に腰を痛めた影響で練習は思うようにこなせていないのが不安要素。それでも「感触はいい」と前向きだ。雪で固められた助走路を攻略できるかが、大飛躍の鍵となる。
4季ぶりW杯出場を目指す51歳。昨季は1月の札幌大会予選に臨むも0・4点差で本戦進出を逃した。今季サマー大会の10月のUHB杯、全日本選手権(札幌大倉山)では、現在W杯遠征中のメンバーも参加する中で4位に食い込み「すごい自信になった」。W杯出場通算569試合のギネス世界記録を持つレジェンドは、「まだまだ絶好調でもないので、絶好調になればまたW杯で」と、世界舞台へのカムバックを狙っている。【保坂果那】