<B1:仙台89ERS75-71茨城ロボッツ>◇20日◇第13節◇宮城・ゼビオアリーナ仙台
B1仙台が茨城に辛勝。PG渡辺翔太(25)、PG/SG岡田泰希(24)らがコンディション不良でエントリーせず。この日の出場は9人という苦しいチーム状況の中で、接戦をものにした。
試合は前半、良い流れでシュートが打てていながらも、ことごとくリングに嫌われ、得点が伸びず。前半を終えて32-41。フィールドゴール成功率が30%を切るなど、かなり重い展開だったが、ハーフタイムに藤田弘輝ヘッドコーチ(37)が選手を鼓舞。「全体的に『スンッ』としていた。エナジーが足りていなかった。選手たちを鼓舞するような声をかけました」。発破をかけられた選手たちは後半、攻めの気持ちを取り戻し、第3クオーター(Q)を終えて55-52と逆転に成功。第4Q残り2分32秒で69-69と一時同点とされたが、ネイサン・ブース(29)の2点シュートや阿部諒(28)のフリースローなどで突き放し、勝利。藤田HCは「しっかり我慢して後半、自分たちの流れを少しずつ取り戻した。きれいな試合ではなかったですけど、勝ち切ることができて良かったです」と振り返った。
この日MVPの渡部琉(23)は、Bリーグで自身初の2試合連続2桁得点と活躍。ヴォーディミル・ゲルン(29)は両軍最多の19リバウンドと、得点が決まらない中でも粘り強くゴール下で戦った。藤田HCは「『勝ちたい』というのは全員が思うこと。それよりも『負けない』という強い気持ちを体現してくれた」と選手たちをたたえた。泥臭く、粘り強く戦う「仙台89ERSのバスケット」で今季10勝目。「『負けない』という強い気持ち」で、さらに勝ち星を積み重ねる。