【高校バスケ】開志国際1点差負け PG曽根妃芽香の両目には涙、残り11秒のシュート決まらず

作新学院対開志国際 作新学院に敗れ、肩を落とす開志国際の選手たち(撮影・鈴木みどり)

<SoftBankウインターカップ・全国高校バスケ:作新学院70-69開志国際>◇23日◇女子1回戦◇東京体育館

女子の開志国際は作新学院(栃木)に69-70で1点差負けした。第4クオーター(Q)途中には54-64の10点差。PG曽根妃芽香(3年)の連続シュートで追い上げたものの、1点届かなかった。

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最後まで勝負を捨てなかった。第2Q終了時は40-41のクロスゲームを演じていた開志国際は、最終第4Qの2分に54-64と10点差に置いていかれた。しかし、勝利を諦めない。最終盤に猛反撃だ。残り1分にPG曽根がミドルのジャンプシュート。タイムアウトを挟んで、今度は3点シュートを決めた。69-70と迫った残り11秒にもエースPGはペイントアタックしてシュートを放った。だが、無情にも外れた。リバウンドを奪った相手にボールを保持されながら試合終了を告げるブザーを聞いた。

「自分が決めてチームを勝たせる責任があった」と曽根は言った。1年の北信越高校総体から先発PGを担ってきた。だからこそ、責任を1人で感じてきた。39度4分の発熱で5日間寝込んだインフルエンザから、13日に復帰したばかり。練習再開10日で迎えた全国大会のコートでも責任と自負を持っていた。「一番キツイ時間帯で、一番キツイことをやらなければならない」という西村渉監督(62)の指示を守って、インフルエンザで落ちていたスタミナをすべて振り絞った。

「選手たちはよくやった」と西村監督。曽根は最後に踏ん張ったものの悔いを残していた。「最後に決め切れなかったのは悔しい」。1年生から正PGとして経験してきた冬の大舞台。笑顔で終わるのが目標だったが、両目には涙が浮かんでいた。【涌井幹雄】

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送

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