【高校バスケ】駒大苫小牧は初戦敗退、井上雄彦さん次男の慶邦主将は涙「悔しい」無得点に終わる

広島皆実対駒大苫小牧 広島皆実に敗れ、涙を流しながら引き揚げる駒大苫小牧・井上(撮影・鈴木みどり)

<Softbankウインターカップ2023全国高校バスケットボール選手権:駒大苫小牧72-81広島皆実>◇23日◇男子1回戦◇東京体育館

男子の駒大苫小牧は、1回戦で広島皆実に72-81で敗れ初戦で姿を消した。人気漫画「スラムダンク」の作者、井上雄彦さん(56)の双子の次男慶邦主将(3年)が率いるチームは、初戦で涙をのんだ。

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駒大苫小牧が序盤の劣勢を覆せず、初戦で敗退した。3点シュート成功率は15%と振るわず、第3クオーターで一気に引き離された。「スラムダンク」の作者、井上雄彦さんを父に持つ慶邦主将は要所でコートに立ったが、無得点に終わった。「自分がプレータイムをもらったにもかかわらず、主将として情けない結果になってしまった。3年間積み上げてきたことがこうやって終わってしまたのは本当に悔しい」と涙ながらに語った。

慶邦主将はベンチスタートだったが、第1クオーター残り3分から出場した。第2クオーター開始前には手をたたきながら「声出して」と味方を鼓舞。第3クオーターからはベンチで過ごす時間が長くなったが、1人立ち上がって、メンバーに声を掛けるなど、精神的な支柱としてチームを引っ張る姿を見せていた。田島範人監督(48)は「彼がいないと組織はまとまってなかった。ここにいるのは彼の力が大きいと思います」とリーダーシップを評価した。

「あきらめたらそこで試合終了だよ」は、スラムダンクの作中で登場する「安西先生」の名言だ。駒大苫小牧は第4クオーターでオールコートマンツーマンディフェンスで、守備から圧力を高め、一時6点差に詰め寄った。慶邦主将は「気持ちの部分では全国で通用する部分があったのかなと思います」。

卒業後は大学進学も視野に入れ進路を考える。「この形で引退というのは気持ちよくないので、こういう大舞台に戻ってきて1勝でも多くできるように努力していきたい」。不屈の闘志を次のステージにぶつけるつもりだ。【石井翔太】

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送

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