<フィギュアスケート:全日本選手権>◇24日◇長野市ビッグハット◇アイスダンス・フリーダンス(FD)
リズムダンス(RD)首位発進の“あずしん”こと田中梓沙、西山真瑚組(オリエンタルバイオ)は、FD105・35点を記録し、合計176・43点で2位となった。
RD2位発進の小松原美里、尊組(倉敷FSC)に逆転を許し、初出場優勝とはならなかったものの、大舞台で健闘。西山は「見えないプレッシャーがあったけど、その中でうまく演技をまとめられてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
ツイズルやリフトなどを落ち着いて決め、表情豊かに滑りきった。演技後には、2人で手を取りあい、かみしめるようにゆっくりと氷を後にした。
今年5月にカップルを結成。小松原組と同じカナダ・モントリオールを拠点に練習を積む。また、3位となった「うたまさ」こと吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)も同じく今季結成のヤングカップル。その3組が、1~3位まで約3点差の接戦を演じた。西山は「国内にもたくさんのライバルがいるのは、今までのアイスダンスでもなかなかないこと。モチベーションになるし、競技力向上のガソリンになる」。全日本の余韻に浸ることなく、早くも意欲をたぎらせた。
満足感はあるが、ここで足踏みするつもりはない。次の予定は「立てられない」としながらも、すぐにモントリオールへ戻り、課題の修正にとりかかる。「来年は1番を目指して、もう1個高いところを目指して頑張りたい」と言った。初めての全日本で得た収穫を、さらなる飛躍につなげる。