【高校バスケ】浜松開誠館、昨年女王に食らいつくも雪辱果たせず エース後藤音羽は涙

京都精華学園対浜松開誠館 京都精華学園に敗れ、肩を落とす浜松開誠館の選手たち(撮影・鈴木みどり)

<全国高校バスケットボール選手権・ウインターカップ◇24日◇女子2回戦◇東京体育館>

県勢女子の浜松開誠館が、昨年女王の京都精華学園に63-83で敗れた。2年連続の2回戦敗退。190センチ前後の長身留学生2人を擁する相手になんとか食らいつき、後半で15点差を追ったが縮めることはできなかった。

残る県勢男子の藤枝明誠(県1位)はきょう25日、2回戦(東京体育館)で埼玉栄(埼玉2位)と対する。【倉橋徹也】

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浜松開誠館が第1シードの相手の高さに屈し、昨夏全国総体1回戦(56-73)の雪辱を果たせなかった。長身大黒柱にリバウンドを許し、総リバウンド数で相手57回に対し、20回とボールを支配された。守備ではこぼれ球を取られてリングに運ばれ、エースのSF後藤音羽(2年)は「守備がうまくできず、チームを勝たせられなくて申し訳なかった」と涙を流した。

後藤は外れても外れても3点シュートに挑んだ。厳しいマークで内を封じられ、今夏の総体後に磨きをかけてきた外からの攻撃を繰り返した。しかし1回戦から調子が上がらず、3点ゴールは11本を放って成功1本。決まらないシュートや守備を突破された悔しさからか試合中も涙を見せたといい、三島正敬監督(48)から何度も「大丈夫、大丈夫」と鼓舞され続けた。

敗れはしたが県代表としての意地を見せた。中学時代に全国経験のある主将のPG井口姫愛(2年)が第3クオーターまでに3点シュート8本を沈め、チーム最多26得点とけん引。井口は要所で決めきれなかったゴールを反省し「勝てた試合だった」と唇をかんだ。後半では、優勝候補に最大28-56と28点差をつけられた。だが最後は20点差に詰め寄り、大敗は免れた。

目標とするチーム初の4強入りは遠かった。指揮官は強豪相手に健闘した選手らを「よく頑張った」とたたえ、受け身にまわった戦術面などは「自分が悪かった」と反省。今後、井口や後藤が主軸となる新チームについて「攻守から(立て直す)練習をしたい」と続け、会場を後にした。

 

○…後藤は今大会で思うような活躍ができず、メンタルから自滅した。今夏、アジア選手権女子U-16日本代表としてプレーし、将来を有望視される逸材。今後、代表として上のステージに上がるため、三島監督から「越えなければいけない壁。越えてほしい」とメンタル強化を希望された。元日本代表の父正規氏(現同校男子監督)と同代表の母(旧姓竹内)高美さんを両親にもつオールラウンドプレーヤーが、新チームで心身をいっそう鍛える。

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送

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