【高校バスケ】前回女王の京都精華学園、重圧振り切り決勝へ 山本監督「あんなにカチカチに」

京都精華学園対東海大福岡 第2Q、シュートを放つ京都精華学園・八木(撮影・河田真司)

<Softbankウインターカップ2023全国高校バスケットボール選手権>◇27日◇女子準決勝、男子準々決勝◇東京体育館

女子は前回覇者の京都精華学園が東海大福岡を85-62で下して3年連続の決勝進出を決め、大会2連覇に王手をかけた。今季はインターハイ(全国高校総体)とU18日清食品トップリーグを制しており“新3冠”を狙う。決勝では5年ぶり頂点を目指す岐阜女と対戦する。

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京都精華学園が、連覇への重圧を振り切って決勝に駒を進めた。

立ち上がりになかなかシュートが決まらず、約4分半にわたり無得点が続いた。チームを率いて49年目の山本綱義監督(73)が「あんなにカチカチになっていたのは3年間、見たことがない」と苦笑いを浮かべたほど。それでも37-33とわずかにリードして折り返すと、後半に女王の強さを発揮した。

第3クオーターの入りに2度追い付かれるも、リードは許さない。相手ボールを奪って速攻を繰り出すなど、一気にたたみかけた。経験豊富な指揮官は「ハーフタイムに『ここからが攻めるチャンス』と伝えた。そこからリズムが戻ってきたかな」と局面打開にうなずいた。

世代別日本代表の八木悠香(はるか、3年)が勢いをもたらした。両チーム最多の24得点、17リバウンドで“ダブルダブル”を達成。身長179センチのフォワードは「昨日までの3試合は自分のプレーができていなかった。今日はしっかり切り替えられた」と要所で復活した。

チームは今季、インターハイで優勝。22年に新設されたU18日清食品トップリーグも制した。“新3冠”と大会2連覇まで、あと1勝。山本監督は「そう言われることがプレッシャー」と笑いつつ「期待してもらえることはありがたいこと」。重圧を楽しみに変え、偉業に挑む。【奥岡幹浩】

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送

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