【高校ラグビー】京都成章、OB不祥事から出直し 監督「真摯に受け止め2度とないように」

京都成章対富山第一 後半、トライを奪う京都成章・保木(右)(撮影・前岡正明)

<全国高校ラグビー大会:京都成章72-12富山第一>◇1回戦◇28日◇大阪・花園ラグビー場

前回大会4強の京都成章が、OBの不祥事から出直しの白星発進だ。富山第一に大量12トライで72-12で大勝。7月に元部員らが大麻取締法違反の疑いで逮捕される事件が発覚。就任1年目の関崎大輔監督(34)は「ラグビーやってる場合じゃない」と、部員と面談を重ねて生活面などを改善して再スタートを切った。光泉カトリック(滋賀)も大勝発進。30日の2回戦からシード校が登場する。

開始直後から全開だ。前半2分、WTB尾関の先制トライからゴールラッシュが幕を開けた。同12分にはWTB乗松が、右サイドで自らキックしたボールを押さえてトライ。前半で7トライを挙げてFW5人を交代させて温存。後半にも5トライを追加。関崎監督は「やってきたことがしっかり出せた」と口にした。

今年7月に元部員らが大麻取締法違反の疑いで逮捕された事件が発覚した。厳しい意見が学校にも寄せられた。関崎監督は、選手と面談を行い「ラグビーやってる場合じゃない。もう1回生活を見つめ直そう」。あいさつや掃除、遅刻をしないなど“当たり前”を徹底した。共同主将のCTB太田は「多かった遅刻も減ったし、掃除もみんなできれいにすることで協力し合う形になった」。原点を見つめなおすことで「コミュニケーションが取り合うのが増えました。チームの雰囲気も良くなったと思います」という。指揮官は「卒業生のことだから、ということはできない。真摯(しんし)に受け止め、2度とないように」。その上で結束を強めた選手たちに対して「本当に良くここまで来てくれた。乗り越えてくれた」と目を細めた。

30日の2回戦ではBシードの石見智翠館(島根)と対戦する。今大会はノーシードだが、前回はベスト4。太田は「シード校を撃破して上位に食い込んでいきたい。1戦1戦、目の前の相手を倒していきたい」。出直しの京都成章がシード校に挑む。【阪口孝志】

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