【バレー】近大在学中の東京GB後藤陸翔が16得点で勝利導く「先輩方が温かく迎えてくれた」

ハグを交わす東京GB後藤陸翔(撮影・勝部晃多)

<バレーボール男子Vリーグ1部(V1):東京GB3-0サントリー>◇30日◇東京・有明コロシアム◇観衆3135人

22歳のニューフェースが、東京グレートベアーズに新風を吹かせる。

前日29日にV1デビューしたばかりの内定選手、後藤陸翔(近大)が、初スタメンでチーム2位の16得点。今年最後の試合で、チームを勝利に導いた。

第1セット(S)から強気のアタックを連発した。セットカウント1-0で迎えた第2Sは2度のセットポイントを握られながらも、27-27の場面でスパイクを決めて勝ち越すと、最後も押し込む。29-27で連取。第3Sもマッチポイントで。ブロックアウトを決めた。

29日の試合で途中出場し「チャンスがあるな」と実感。試合前のミーティングで古賀太一郎主将から「自分の役割をしっかりしよう」と声をかけられ、「気持ちが作れた」と、初のスタメンにも気負いはなかった。

アラウージョ、亀山ら主力をケガで欠く中、今月の世界クラブ選手権で銅メダルを獲得した強敵からのストレート勝ちに貢献。この日のMVPにも選出され、「先輩方が温かく迎えてくれてのびのびできた。勝利につながってうれしい」と、爽やかな笑顔で振り返った。

ヴオリネン監督からは「チームにフィットしている。彼が入ることでバリエーションのあるバレーを展開できる」と一目置かれる存在。それでも、V1のレベルの高さも痛感している。「スパイクがワンタッチを取られたり止められたりしている。厳しいコースを抜いていかないといけない」と、技術力向上へ意欲を示した。

今月の天皇杯では、近大を2戦連続でVリーグ1部(V1)のクラブを破る番狂わせに導くなど、印象的な活躍を続けるスター候補生。ニューイヤーから暴れ回り、8位のチームを押し上げる。【勝部晃多】