【高校ラグビー】168センチ大阪桐蔭HO西野陽モールから3トライ「ずっとこだわってきた」

流通経大柏対大阪桐蔭 後半、モールから左中間に大阪桐蔭フッカー西野がトライを挙げる(撮影・上山淳一)

<全国高校ラグビー大会:大阪桐蔭19-13流通経大柏>◇準々決勝◇3日◇大阪・花園ラグビー場

5大会ぶりの頂点を目指す大阪桐蔭(大阪第2)が、逆転勝ちで4強入りした。流通経大柏(千葉)に前半はリードされる接戦。ラインアウトからモールで押し込み、フッカー西野陽(3年)が仕留める形で3トライを獲得。鮮やかな逆転で19-13の勝利を挙げた。東海大大阪仰星(大阪第3)は、優勝候補の桐蔭学園(神奈川)に敗れた。抽選の結果、5日の準決勝は、大阪桐蔭-桐蔭学園、佐賀工-東福岡に決まった。

五厘刈りがトレードマークの西野が胸を張った。「この3年間ずっと、モールにこだわってきた。3トライをモールで取り切れたことはフォワードとしてやってきた、かいがあった」。

わかっていても止めらない。3点を追う前半14分、西野が投げ入れたラインアウトからモールで押し込み、最後は西野がトライ。逆転された後半2分も再びラインアウトからモールで押し込み、西野が仕留める。終了間際にも同じ形で相手を突き放した。何度でもリピートできる、破壊力抜群の技。ОBで18年度の初優勝メンバーでもある帝京大フッカー江良颯(えら・はやて)から学んだ練習の成果を発揮して「FWで勝ちきった気持ちはある」といたずらっぽく笑った。

地元大阪の大阪市立茨田北中出身。さまざまなスポーツをしてきたが「なんか違う」。だが中学で始めたラグビーは違った。身長168センチとFWでは小柄だが、筋力強化に励み、ベンチプレスは110キロを持ち上げる。増量にも必死で励んだ。同部では朝400グラム、昼と夜に700グラムの食事を摂取しており「食べるの遅いんで、1人残っちゃうけど食べてます」。1年で体重は6~7キロ増加。今では平均体重100・8キロのFW陣の要を担い「ラグビーをやってきて良かった」。

準決勝は、昨春の選抜大会で10-38で敗れた桐蔭学園と対戦する。西野は「選抜大会で負けているのでリベンジ。桐蔭学園を倒そうとやってきた。勝ちたいのでしっかり準備したい」。磨き上げてきた、必中のラインアウトモールで「桐蔭対決」を制して、決勝に向かう。【阪口孝志】

◆西野陽(にしの・よう)2005年(平17)7月1日、大阪市生まれ。茨田北中でラグビーを始める。トレードマークの五厘刈りは、中学時代からで理由は「1番気持ちいい」。好きな食べ物はめんたいこ。ポジションはフッカー。168センチ、90キロ。

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