【柔道】代表内定の永山竜樹「育った町に金メダル持ち帰って恩返し」美唄市出身初のオリンピアン

美唄市役所を表敬訪問した柔道男子60キロ級の永山(撮影・保坂果那)

<パリへGO!>

パリ五輪を目指す各競技の北海道関連選手を紹介する企画「パリへGO!」3回目は、柔道男子60キロ級で代表が内定している永山竜樹(27=SBC湘南美容クリニック)。

 

柔道男子60キロ級の永山は夏、冬通じて北海道美唄市出身初のオリンピアンとなる。昨年12月3日のグランドスラム東京大会決勝で東京五輪金メダリストの高藤直寿(パーク24)に勝利し、念願の五輪切符を手にした。1カ月がたった。年末年始を地元で過ごしており、同市役所に掲出された祝福の横断幕や旗を見ながら、感謝の思いとともに実感をわかせる。

永山 小さい頃から目標だった五輪という舞台に立てる。やっとここまで来れたなって気持ち。育った町に金メダルを持ち帰って恩返しできたら。

東京五輪代表は世界ランク1位として、あと1歩まで迫ったが、東海大の3学年先輩、高藤との一騎打ちで敗れて逃した。大学時代からの良きライバル。練習中も高藤より1歩前へ、1本多くを意識して取り組んでいた。

永山 手が届きそうなところまでいったけど、人間的、精神的にまだ五輪代表になる器じゃなかったと感じた。大事な場面で勝ちきれない。勝つべきところで勝たないと。(パリの)代表選考でかなり差をつけられて、自分もここで終わっちゃうのかなって空気もあった。でも小さい頃からの目標の五輪を諦めたくなかった。あの悔しさがあったから、今回代表になれた。

4歳から近所の友達に誘われたことがきっかけで柔道を始め、美唄市総合体育館での練習中に04年アテネ五輪を見て、あこがれの舞台になった。柔道は素人だったが、息子を鍛えるために黒帯を取得した父修さん(50)から厳しく指導され、今がある。22年8月に自身に長男栄樹君(1)が誕生し、父親になってわかるありがたさ。最高の親孝行のためにも、狙うは頂点のみ。

永山 小さい時からいろんな技を練習しておいた。立ち技はどの技でも1本を取れるのが自分の強み。それをしっかり発揮できるように。自分らしい柔道で金メダルを。

 

◆永山竜樹(ながやま・りゅうじゅ)1996年(平8)4月15日、北海道美唄市生まれ。4歳から柔道を始める。美唄峰延小から愛知・大成中-大成高-東海大-了徳寺大職をへてSBC湘南美容クリニック所属。18、19年世界選手権銅。17、19、23年マスターズ優勝。得意技は背負い投げ。家族は妻と1男。血液型A。156センチ。