<全日本高校バレー:古川学園2-0細田学園、東北2-0宮崎日大>5日◇男女2回戦◇東京体育館
前回大会優勝の古川学園(宮城)が、細田学園(埼玉)に2-0のストレート勝ち。リベロを含む先発出場7人の半分以上が1年生という若いチームが、初めての春高バレーで躍動。6年連続の初戦突破で「連覇」に向け、好スタートを切った。男子の東北(宮城)は、都城工(宮崎)にストレート勝ちした。
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23大会ぶり4度目の優勝を成し遂げた前チームから世代交代し、頂点に1歩前進した。3年生レギュラーは照井莉子主将、本田凜和(りんな)の2人。1年生主体のチームは第1セット(S)から強気なサーブで相手の攻撃を崩し、レシーブでボールを上げて得点を重ねる好循環を生み出した。序盤からリードを広げると、同S終盤は本田が負けじとブロックを連続で成功。第2Sも5連続得点と主導権を握り、奪った2Sはいずれも10点差をつける快勝だった。
昨年の全国高校総体、国体も同様に臨み、下級生は貴重な経験を積んできた。春高デビュー戦だったが、三浦結衣奈(1年)は「夢見ていた舞台で緊張したけど、今までやってきたことは裏切らない。自信を持って臨んだ」と冷静だった。やるべきことを全うし、タレントぞろいだった昨年とは違う強さがある。岡崎典生監督(55)は「あの子たちにとってみれば全てが初めての道。すごく緊張したと思うが、最高の滑り出し」と評価した。
待ち受ける「鬼門」を突破してみせる。6日は3回戦で金蘭会(大阪1位)と対戦。勝ち上がれば、ダブルヘッダーとなる準々決勝は、前々回大会で2連覇を達成した就実(岡山)と当たる可能性がある。岡崎監督は「1年生は伸びしろしかない。逆に苦しいけど、こんなに恵まれた組み合わせはないので、3年分くらい伸びる、成長できる1日にしたい」。フレッシュな名門が西の名門に挑戦し、新たなステージへと進む。【相沢孔志】
○…東北(宮城)は都城工(宮崎)にストレート勝ち。1回戦の高岡第一戦は初戦の硬さもあり、第2Sは31-29ともつれたが、この日はエース坂本アンディ世凪主将(3年)をはじめ、野村達稀(2年)、手嶋友哉(3年)らが伸び伸びと躍動。バックアタック、クイック攻撃、ブロックがおもしろいように決まり、先発の平均身長183・9センチと全チーム中NO’1の威力を遺憾なく発揮した。
手嶋は「最初は緊張したが、応援が力になって、自分たちが得意とするブロックや高さを生かした攻撃ができた」と感謝した。3回戦は習志野(千葉)と対戦。坂本主将は「習志野は強いチーム。うまく相手のバレーに対応しながら、しっかりと自分たちのバレーをしていきたい」と語り、鎮西(熊本)に3回戦でフルセットの末敗退した昨年超えと、同日に行われる準々決勝進出を誓った。