<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー)男子:駿台学園3-0昇陽>◇7日◇第4日◇準決勝◇東京体育館
男子はインターハイとの2冠がかかる前回大会覇者の駿台学園(東京)が昇陽(大阪)を下し、連覇にあと1勝とした。
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三宅兄弟のコンビネーションが光り、駿台学園が大会2連覇、そしてインターハイとの2冠に王手をかけた。セッターの弟綜大(2年)のバックトスを、オポジットの兄雄大(3年)がライトからたたき込む。「相手レフトの2人が身長があまりないので、そこから攻めるのを考えた」(綜大)。昇陽のブロックが身長170センチと172センチの選手になるコート右の穴を狙い、兄にチーム最多32本を打たせた。兄も20本を決めて62・5%の高い決定率で応え快勝に導いた。
小学校に入る頃から競技を始めた2人。177センチでサウスポーの兄雄大は「一緒にプレーするのは多分、明日が最後。2人で優勝できたら、家族に一番の恩返しになる」と力を込める。思いは172センチの弟綜大も同じ。ここまでの競技人生の大半が兄と同チームで、セッターとして数え切れないほどのトスを上げ続けてきた。「最後も兄弟で思い切り楽しみたい」とうなずいた。
ずっとコンビを組んできたからこそのあうんの呼吸だ。雄大は「自分が細かく要求したことに対して素直に応えてくれる。本当に助かる」と感謝。一方でコートを離れると「素直じゃなくて生意気」と笑う。綜大は2人の性格は「正反対」と言い「雄大は真面目で、もうばか正直って感じ。自分は好き勝手やっています」。そんなやりとりにも息の合ったところをみせる。
今日8日の大一番は2人にとっての集大成でもある。三宅兄弟が肩を組み“ファイナルゲーム”に臨む。【奥岡幹浩】