【バレー】JT開幕15連勝 NECに雪辱「常に足りないところを探して」和田由紀子けん引

試合後に田中瑞稀(右)とポーズを取る和田由紀子(撮影・勝部晃多)

<バレーボールVリーグ1部女子:JT3-1NEC>◇14日◇神奈川・とどろきアリーナ◇観衆3125人

3年ぶりの優勝を目指す首位のJTマーヴェラスが、開幕から無傷の15連勝を飾った。

9連勝中だった2位のNECレッドロケッツとアウェーで対戦。昨季覇者を3-1で退けた。昨年末の全日本選手権準決勝で0-3のストレート負けを喫した相手に雪辱を果たし、リーグ戦首位突破へ弾みをつけた。

両チーム合計25人がコートに立つ総力戦となったが、JTが「攻める姿勢」で上回った。第1セット(S)から、和田由紀子、林琴奈の日本代表で活躍するアウトサイドヒッター2人が躍動。中盤に5連続得点で突き放し、セットポイントでも林がアタックを決め、セットカウントを先取した。第2Sは26-28で失ったものの、一時は6点差を追いつくなど、終盤に粘り強さを発揮。この流れを第3S以降につなげた。精度の高いディフェンスで、日本代表のエース古賀に会心のスパイクを打たせず、第3Sを25-18で奪取。第4Sも序盤から5連続得点で突き放した。マッチポイントから林がアタックを決め、25-20で勝負を決めた。

この日、全セットスタメン出場の和田は「始まる前から全体で『どんなことがあっても前を向こう』という話しをしていた」と明かした。持ち味とするジャンプサーブと強打を武器に、林に次ぐチーム2位の17得点でけん引。「チームを信じて1人1人が常に攻めた気持ちで戦うこと。今日はその意味が一番わかった試合だった」と、手応えをつかんだ。

昨年代表デビューの22歳は今季、米国代表オポジットのアンドレア・ドルーズら層の厚い攻撃陣の中でも、スタメン機会が増加中。前日13日のKUROBE戦では、両軍最多24得点でMVPを獲得した。吉原知子監督からは「本当に真面目で『もういいんじゃないか』という程練習する。自分の役割を把握して取り組めている」と、期待を受ける。「現状に満足せず、常に足りないところを探して昨年よりも大きく成長できる年にしたい」。悲願へ向け、さらなる飛躍を誓った。【勝部晃多】