女子は1年生トリオの活躍で五泉がV7 男子は新潟明訓が2年ぶりの優勝/新潟県高校剣道選手権

V7を決めた女子の五泉メンバー

<全国高校剣道選抜大会・新潟県予選(BSN杯高校剣道選手権)>◇14日◇男女団体戦◇新潟市亀田総合体育館

女子の五泉が7連覇を決めた。決勝は新潟商に3-1で勝った。先鋒から中堅までの1年生トリオが爆発。2-0で迎えた中堅戦で桜井あゆ未(1年)が塚野香澄(1年)にコテで勝ち、あとに控える副将、大将戦を待たずに勝負を決めた。男子は新潟明訓が新潟商に3-1で勝ち、2年ぶりの優勝。男女優勝校は3月の全国高校剣道選抜大会に出場する。

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先輩の手を借りなくても五泉は強かった。1年生トリオが3連勝し、あっさり決着をつけた。先鋒の石井あいらがコテで1本勝ち。次鋒・石原恵美はコテとメンで2本を取り、4分の時間内で勝負を決めた。「同じ1年生が決めた。1年生らしくエネルギー出した」と中堅・桜井あゆ未がコテの1本勝ちで続く。副将と大将には個人戦2位の西山澪(2年)と優勝者・桜井心結(同)が控えていたが、団体戦の主役の座は1年生たちに譲った。

「1年生が急成長してくれた。ここまで急に伸びることは、(過去)なかった」と藤塚肇監督(49)は話した。1、2年生の現チームに切り替わった当初は、1年生で負ける状況が続いていたが、地力と自信が備わった。昨年12月26日から2日間は神奈川・桐蔭学園に遠征。新年4日から3日間は強豪の茨城・守谷に出向き、全国レベルの胸を借りた。そんな“武者修行”が1年生の成長を促した。桜井あゆ未は「いつまでも2年生の世話になっていてはダメ」と1年生は精神的にも成長していた。

藤塚監督は全国優勝を目標に掲げる。「全国の中堅クラスにはいると思う」というチームが飛躍するためには1年生がカギを握る。「今は勢いでやっているが、成長はどこかで止まる。その時に賢さを身につければ」と強さの次にクレバーさを要求した。桜井あゆ未は「それぞれが課題をなくして、みんなで向上していけばいい」とチーム全体の成長を誓った。【涌井幹雄】

 

○…会場の隅で新潟明訓のメンバーは男泣きした。どうしても取りたい選抜切符だった。2-0の副将戦は引き分けでも勝利は決まったが、副将・木村龍青(2年)は勝ちにこだわった。「自分らは『今年こそ』とやってきた。『絶対勝つ』と臨んだ」。新潟商・渡辺琉生(2年)にメンで勝ち、2年ぶりの優勝を引き寄せた。準優勝に終わった昨年の決勝でも副将を務めていただけに号泣したメンバーの中に木村もいた。玉虫一憲監督(46)は「ここを目指してきたのでホッとしてます。もう1回、一からやり直してレベルアップしたい」。決勝には起用しなかったが、長男優志(2年)がメンバーに入っている。「みんな息子世代です」と監督の顔から父親の顔になって優勝メンバーを見つめていた。