<B2:岩手78-62山形>◇1月31日◇第19節◇岩手・盛岡タカヤアリーナ
東地区6位岩手ビッグブルズが、同地区4位山形ワイヴァンズに78-62と快勝。昨年12月、特別指定選手で加入した蒔苗勇人(まかなえ・ゆうと、22=中大)が後半だけで11得点をマーク。攻守がかみ合った岩手が「24年ホーム初勝利」を挙げた。次節は3、4日、アウェーで越谷と対戦する。
昨年12月16、17日に行われた対山形ホーム2連戦は、勝利に近づいた終盤に逆転され、ともに1桁の得点差で惜敗。悔しい思いをした岩手が、山形に雪辱した。前節から中2日と準備期間は短かったが、持ち味のディフェンスから流れを呼び込んだ。鈴木裕紀ヘッドコーチ(HC、46)は「準備したことを選手全員が集中し、コート上で表現してくれた。今シーズンで一番のベストゲームだった」とたたえた。
宮城・大崎市出身のルーキー蒔苗が存在感を発揮した。前半は無得点だったが「僕の役割はシュートを打つこと」と決して下を向かなかった。第3クオーター(Q)残り3分ではターンオーバー(TO)から速攻。自陣からゴールに走り、パスを受けてレイアップシュート。さらに同1分では3点シュート(3P)を決め、鈴木HCとハイタッチした。
同年12月29、30日の対愛媛ホーム第1戦は9得点、第2戦は3P6本を含む20得点と、連勝に貢献し、ブースターに名刺代わりの活躍を見せた。チーム合流から1カ月が経過。指揮官は「リングだけを見て、前が空いているなら打つ。またはドライブに行くことをずっと続けてもらいたい」と期待を寄せた。
下位に沈むチームに、上昇気流をもたらす新戦力の活躍。一丸で戦った試合後、鈴木HCは言い切った。「このホームコートでプレーオフに向けて、しっかりと良いバスケットがお見せできた。まだまだ僕たち、プレーオフに向けてあきらめていません」。B2復帰1年目の後半戦。猛牛の猛進が始まる。【相沢孔志】
山形 1月21日青森戦でクラブ最高記録の10連勝が止まり、そこから今季2度目の4連敗となった。前半は岩手の強度の高いディフェンスにターンオーバーを犯し、11点を追う第4Qは開始から4連続失点を喫して20点差とされ、流れを呼び込めなかった。プレーオフ争いに向け、3、4日のホーム奈良戦で早く連敗を脱出したい。石川裕一ヘッドコーチ(33)は「うまくいかず、似ているような負け方で、空気が下を向いている。何としてでも連敗を止め、良い形で勝って乗り越えていければ」と前を向いた。