【ラグビー】東京SGがブルーズに完敗「プライド、レベルを示せなかった」監督/国際交流試合

ブルーズ戦を終えて思いを語る東京SGの田中澄憲監督(右)とロックのハリー・ホッキングス(撮影・松本航)

<ラグビー国際交流試合ザ・クロスボーダー・ラグビー:ブルーズ43-7東京SG>◇3日◇東京・秩父宮ラグビー場◇観衆1万3278人

初開催の交流試合で昨季リーグワン4位の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)が、世界最高峰スーパーラグビーパシフィックのブルーズ(ニュージーランド=NZ)に屈した。

序盤から防御に回る展開が続き、前半4分に相手ロックのサム・ダリー(23)に先制トライを献上。9分、15分にもトライを許し、0-19と主導権を握られた。同30分にはBKが右へ展開し、23年W杯日本代表FB松島幸太朗(30)が反撃のトライ。だが、後半も0-24と地力の差を示され、田中澄憲監督(48)は「結果としてはプライド、日本ラグビーのレベルを示せなかったのは非常に残念。今日の内容をしっかりと受け止めて、今後、リーグで『これが(チームが)変わるきっかけになった』と思えるきっかけにしたい」と振り返った。

東京SGは23年W杯NZ代表主将のサム・ケイン(32)、南アフリカ代表のチェスリン・コルビ(30)が欠場。W杯決勝後に12月のリーグワン開幕を目指して早期合流したため、この期間の休養は決まっていたという。フッカー堀越康介主将(28)らも不在だったが、田中監督は「はたから『メンバーを落としている』とみられるかもしれないが、けが人、この時期にコンディションをなおさないといけない選手を除き、ベストメンバーを組んでいる」と起用に関して説明した。

この日はアルゼンチン代表としてW杯4大会連続出場のSOニコラス・サンチェス(35)が先発でデビュー。交代して入った主力SO高本幹也(22)や、先発した早稲田大出身のWTB河瀬諒介(24)らが貴重な経験を積んだ。唯一のトライを挙げるなど、存在感を示した松島は「若手にとっては、同い年や年下の選手が(相手は)プレーしている。いい刺激になる。僕はプラスだと思います」と強さ、スピードを兼ね備えた相手との戦いを歓迎した。

今回の「ザ・クロスボーダー・ラグビー」は、NZからブルーズとチーフスが来日。両チームが2試合ずつ戦い、リーグワンは昨季4強(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、埼玉パナソニックワイルドナイツ、横浜キヤノンイーグルス、東京サントリーサンゴリアス)が迎え撃つ。身長203センチのブルーズのロック、サム・ダリー(23)は「本当に素晴らしい大会。普段慣れているNZやオーストラリアとは異なる、日本という違うスタイルの相手とプレーできた。日本の文化にも触れ、日本の人々は本当に温かく迎えてくれる。今後、この大会が発展していくことを願っています」と期待を込めた。【松本航】