2022年北京五輪でドーピング違反による資格停止と失格の処分を受けたフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(17=ロシア)が、心臓手術を受けた祖父が常用薬を砕くのに使ったまな板でイチゴのデザートを作ったことが原因だと主張している。英BBCなど欧州メディアが一斉に報じた。
スポーツ仲裁裁判所(CAS)が7日に公表した詳細な裁定文書によると、祖父のコメントを含めて、デザートが禁止物質トリメタジジンで汚染されたのは、準備中に錠剤を砕いたまな板に薬の残留物があったと信じていると主張した。だが、CASは「具体的な証拠に裏付けされたものではない」と指摘した。
ワリエワは15歳にして北京五輪で世界的なスターとなり、女子選手として初めて4回転ジャンプを成功させ、フィギュアスケート団体で金メダルを獲得した。だが21年12月25日に開催されたロシア選手権で採取されたサンプルの記録は、アンチ・ドーピング規則違反(ADRV)となるものだった。
CASは1月にワリエワのドーピング違反を認定。21年12月25日から4年間の資格停止と同日以降に出場した大会の失格処分を科すと発表している。