第28回東海高校選抜ラグビー大会が17日から、愛知・豊田市運動公園陸上競技場・球技場などで開幕する。17年連続21度目出場の静岡聖光学院(静岡1位)は、トーナメントのAブロックで東海の強豪に挑む。県勢では他に、東海大静岡翔洋(同2位)が同ブロックに、清水南(同3位)と浜松工(同4位)はBブロックに出場。全国選抜大会(3月、埼玉)進出を目指す。
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静岡聖光学院が、2015年以来9年ぶり2度目の全国選抜出場を目標に、1回戦で岐阜聖徳学園(岐阜2位)と対する。県大会から磨きをかけた守備力で自陣を守り、得点を重ねて初戦を突破するつもりだ。
3年生が在籍した昨年末の全国大会を2回戦敗退後、新チームは細野太郎氏(41)を新監督に迎えて先月10日に始動。急仕上げで臨んだ県新人大会だったが、決勝に進出するとライバル東海大静岡翔洋を12-10で破り、優勝した。
県1冠を手中に収めた新指揮官は「守備を中心に、みんな真面目に練習に取り組んできた結果」と目尻を下げた。全員が一生懸命走り、体を張れる点を強みに挙げる。東海に向けては前チームのボールを動かすプレーに、狭いスペースを突いていく攻撃をプラス。一方、県大会で多かった反則については「大きな課題」と修正をはかってきた。
強いスクラムやボールキャリーを得意とするプロップ池田昌平(2年)は、初戦について「相手がどこだろうと関係なく勝利を目指したい」と力を込めた。県決勝でみせた相手を押し返すチーム守備を披露するつもり。「攻撃では自分たちのやりたかったことができなかった」と振り返り「BK陣をもっと効果的に使いたい」と青写真を描いた。
ジャッカルを強みとするフランカー鈴木然(2年)はタックルなど体を張るプレーでチームをけん引するつもり。「油断せず目の前の1戦1戦を大切にしっかり勝ちたい」。ロック保立凌汰(2年)は県決勝で不足していたFW陣とハーフとの意思疎通を意識して練習。「いいゲインライン突破を目指したい」と意気込んだ。【倉橋徹也】
○…昨年末の花園大会までチームのFBなどで活躍した小野沢謙真(3年)がこのほど、本年度の高校日本代表に選出され、21日からの強化合宿に参加する。来月14日からはイタリアに遠征する予定。細野監督は「ポテンシャルが高く、スケールの大きな選手。県内選手らに夢を与えてもらい、いずれは日本ラグビー界を引っ張っていく選手になれるよう頑張ってもらいたい」とエールを送った。