<ノルディックスキー:ワールドカップ(W杯)ジャンプ男子>◇個人第19戦◇17日◇札幌市大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS137メートル)
レジェンド葛西紀明(51=土屋ホーム)が自身のギネス世界記録を更新する個人通算570戦目出場を果たした。飛躍順4番手で登場し、1回目117メートルを飛んだ。28位と30位以内に入り、2本目に進出し、5季ぶりのW杯ポイントを獲得した。前日16日の予選では106メートルの45位で本戦進出を決め、20年2月2日札幌大会以来4シーズンぶりにW杯舞台に復帰した。
「タイミングが少しずれてしまったが、昨日より良いジャンプができた」と5季ぶりのポイント獲得に一定の手応えを得た。
世界初の50代でのW杯出場者となった。51歳256日。所属先の土屋ホームはW杯史上最年長出場で6個目のギネス世界記録申請に前向き。本人も「たくさんあればあるほど、うれしい。イチローさんは7個持っているので。僕はまだ5個しか持っていないので、追いつきたいな。こんなことを言ったら怒られちゃうかな」と“ノリノリ”だ。
16歳だった88年12月17日札幌大会(宮の森)でW杯デビューを果たしてから35シーズン後も、日本代表として世界トップ選手との争いに挑んだ。葛西人気の高いポーランドのメディアは「ポーランドがまだ共産主義だった頃、この男はすでにW杯に出場していた。ミスターレジェンド」と紹介するなど、国内外で盛り上がりを見せている。