<Vカップ:JT3-1アランマーレ山形>◇10日◇山形・鶴岡市小真木原総合体育館
アランマーレ山形が本年度最後のホーム戦に臨み、JTに1-3で敗戦。
小野山博子(25)が、劣勢の第2セット(S)終盤に連続得点を呼び込み、第3S奪取の機運を高めた。レギュラーラウンド(RR)同様に連敗スタートとなったが、感謝を胸に「初勝利」に向け、全力を尽くしていく。次戦は17日、滋賀・草津市で東レと対戦する。
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第2Sは18-24でJTがSポイントという逆境の中、小野山が反撃ののろしを上げた。自身のスパイクから、サービスエースを含む6連続得点でジュースに突入。同Sは惜しくも落としたものの、かみ合った勢いは持続。奏功したプレーにハーフタイムで修正を加え、第3Sを奪取した。ホーム白星締めとはならなかったものの、9日久光戦よりも200人多い会場を沸かせた。
昨季、左膝の負傷で出場できなかった小野山には“強さ”がある。RR開幕前、天理大で2学年後輩の岡村南奈(23)は「今も一緒なのは、自分に厳しくてストイック」と振り返り、大学時代は「1週間に1回のオフも遊びに行かず、トレーニング室でトレーニング。授業の合間も自主的に行い、バレーボールに熱心で意識は周りと全く違った」と明かした。
卒業後に環境が変わっても、向上心は高かった。北原勉監督(43)は「オフの日に少しトレーニングをするとなると、軽いウエートトレーニングと思われがちだが、彼女はかなりハードワークをしたり。みんな(の練習)が終わった後に走ったりと素晴らしい」と意識の高さを認めた。
苦しい時間を糧にコートに立つ小野山は、胸を張って言える。「いろいろな方に支えられて試合ができていることは、当たり前ではない。チームメートや家族への感謝の気持ちを忘れず、コートで表現したり、言葉で伝えていけたら」。期待に応え、支えてくれる人に恩返し-。ステップアップは止まらない。【相沢孔志】