【バレー】パナソニック西田有志チーム最多17得点もサーブミス響き準優勝「このチームの現状」

Vリーグ1部プレーオフ決勝男子 パナソニック対サントリー 第2セット、パナソニック西田(中央)はスパイクを決める(撮影・小沢裕)

<バレーボールVリーグ1部男子ファイナルステージ:サントリー3-0パナソニック>◇決勝◇31日◇有明コロシアム

レギュラーラウンド(RR)1位のパナソニックパンサーズは、5季ぶりの優勝を逃した。

決勝でRR2勝2敗と星を分けた同2位のサントリーサンバーズと対戦。RRを含めた今季38戦で2度目のストレート負け(18-25、35-37、19-25)を喫し、最後の最後に涙をのんだ。

コンディション不良で2月末からスタメンの機会がなかった日本代表のエース西田有志(24)は、第2セットの頭から出場。流れを変えるべくコートに立ち、ジュースにもつれ込んだ同セットの終盤には再三のアタックを決めるなど奮闘したが、あと1歩及ばなかった。70%に迫るアタック決定率でチームトップの17得点を記録した一方で、要所での6度のサーブミスが響いた。

リーグ最多となる7人の日本代表選手を擁し、RRでは32勝4敗と圧倒的な強さを誇ったが、頂点には届かなかった。目標としてきた昨年末の天皇杯との2冠も達成ならず。西田は「負けてしまったので言うことは何もない。力を出せずに終わったのがこのチームの現状。自分たちがトップに立つためには、より1人1人ストイックになるべき」と、悔しさをにじませた。【勝部晃多】