【バスケ】B1川崎の北卓也GM「ニックは値する」ファジーカスの背番号22、永久欠番に

引退試合後の会見に臨むB1川崎のニック・ファジーカス(左)と北卓也ゼネラルマネジャー

<バスケットボール男子:ニック・ファジーカス引退試合「NICK THE LAST GAME」チーム・ホワイト105-104チーム・レッド>◇30日◇川崎市とどろきアリーナ

日本代表として活躍したニック・ファジーカス(38=B1川崎ブレイブサンダース)が、最後の勇姿を披露した。サプライズ出場した渡辺雄太をはじめ、日本代表やBリーグなどでともに戦った選手らと共演。40分フル出場し、73得点、16リバウンド、5アシスト、2スチールを記録した。前半はチーム・レッドの一員として、後半はもう一方のチーム・ホワイトに移ってプレーした。

チーム・レッドの監督(ヘッドコーチ)として約5年ぶりに指揮を執った北卓也ゼネラルマネジャー(GM、52)は、「今日は作戦はないから」と選手たちに伝えていた。それでも接戦の展開で試合が進むにつれて真剣度もアップした模様。タイムアウトのさいには「『プレスをやろうか』といった話もしてしまった」と笑った。

この日出ずっぱりだったファジーカスは後半に入り、シュート精度が下降。疲労によるものと思われたが、第4クオーターに再び盛り返した。後半は“敵将”として見つめた北GMは「年齢を重ねても、ここまでシュートを決められるんだと感じた」と感嘆した口ぶり。ファジーカス本人には「まだ引退しなくて良いんじゃない」と伝えたという。

ファジーカスの背番号22は、クラブ4人目の永久欠番となることが決まった。そのことを発表した北GM自身も、現役時代につけた背番号51は永久欠番に指定されている。「僕の番号については、自分でも永久欠番でいいのかと思うことも」と謙遜しつつ、「でもニックについては永久欠番に値する」と太鼓判。来日12年間に渡るコート内外の活動に敬意を示し、「ニックが川崎で引退してくれて永久欠番を渡せたことは僕もうれしいし、クラブとしてもうれしい」と喜んだ。【奥岡幹浩】