バスケットボール男子日本代表候補の富永啓生(23)がパリ五輪経由、NBA入りを果たす。6日、地元愛知からオンライン取材に応じた。5月に全米大学体育協会(NCAA)1部、ネブラスカ大を卒業。キングスなど3チームのドラフト前合宿に参加し、前日5日に帰国した。今後については「NBA選手になることが1番の目標」としたうえで、「今年はパリ五輪もある。自分にできる100%を出し切りたい」と見据えた。
大学最終年の今季は、チームの中心選手として全米大学選手権(NCAAトーナメント)出場に貢献した。それでもNBAドラフト会議(今月26、27日)での自身の指名については「難しいところがある」と分析する。そのうえで、NBAの登竜門ともいえる7月のサマーリーグには参加せず「パリ五輪で活躍して、オファーをいただけたらいいなと思っている」。五輪の舞台で活躍することで、NBA入りに向けてアピールしていく。
今後は日本代表合宿に合流予定。22、23日には、オーストラリアとの強化試合(札幌市)が控える。昨夏のW杯以来約1年ぶりの代表戦に向けて「エネルギーあふれるプレーを」と気持ちを高めた。【奥岡幹浩】
◆NBAへの道のり 富永がNBAドラフト会議で指名された場合、19年にウィザーズから1巡目全体9位で指名を受けた八村塁以来となる。ドラフトで指名されなかった場合も、シーズン開幕までに行われるサマーリーグや、各球団のトレーニングキャンプなどに参加し、NBA入りを目指すパターンがある。NBA下部のGリーグなどでプレーして昇格を目指す選択肢などもある。渡辺雄太はGリーグに所属しながらNBAにも一定期間登録可能なツーウェー契約を経て、本契約を勝ち取った。