プロバスケットボールBリーグ3部(B3)の新潟アルビレックスBBに復帰した元日本代表のSG川村卓也(38)が、16日のチーム始動を前に自主トレに励んでいる。新潟にはB1時代の23年3月に加入したが、出場2試合でシーズン終了後に退団。翌23-24年は所属がなかったため、Bリーグでのプレー自体も約1年ぶりとなる。
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今月5日からSF池田雄一(40)らとともに長岡市内で練習を開始した。ブランクを感じさせない華麗なフォームから放たれるシュートは的確にリングを射抜くが「今の時期は感覚から戻さないと」と、徹底して打ち込む。無所属だった昨季はジムで筋トレをし、コートを借りて体を動かす日々。「リングに向かってバスケができるのは楽しい」と笑う。
06年の世界選手権代表で、JBL栃木(現B1宇都宮)時代の08-09年に得点王に輝いた国内屈指のシューター。視察した鵜沢潤監督(42)は「(自主トレ)初日は体とイメージがマッチしていない感じだったが、時間がたつごとに感覚を思い出している」と、その地力に期待を寄せた。
鵜沢監督、そしてB1群馬から4季ぶりに新潟に復帰したPG五十嵐圭(44)は、川村の三菱電機(現B1名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)時代の同僚。B3に降格したチームの立て直しに臨む2人の覚悟を聞き「力になりたいと思った」と加入を決めた。「僕は出たがりだから」とクラブの公式SNS登場も買って出る。「風通しをよくしないと。地域の皆さんの声がかかれば、行きます」と、イメージ刷新にも積極的に取り組んでいく。
スマホに引退のあいさつ文を保存していたほど、復帰をあきらめかけた時期もあった。しかし、その文章は新潟と契約し消去した。「はい上がっていかなければならない自分と、チームが重なる」。チームの再生と自身の復活を重ね合わせ、勝負のシーズンを見据えた。【斎藤慎一郎】
◆川村卓也(かわむら・たくや)1986年(昭61)4月24日生まれ、岩手県出身。盛岡南高からJBLオーエスジーに入団し05-06年に新人王。08-09年にJBL栃木(現B1宇都宮)に移籍し得点王。13-14年からNBL和歌山(現近畿地域リーグ)、15-16年はNBL三菱電機名古屋(現B1名古屋D)に所属。Bリーグでは16-17年から横浜BC、19-20年から三河、20-21年はB2西宮でプレーした。05年に日本代表入りし、同年アジア選手権、06年世界選手権などに出場。Bリーグ通算321試合出場、3603得点、3点シュート成功480回、アシスト1058。193センチ、90キロ。