レスリングのパリ五輪メダル6人が25日、全日本学生選手権が開催された駒沢屋内競技場で握手会と撮影会を開いた。2時間以上かけて約500人と触れ合った発起人で男子フリースタイル74キロ級銀メダルの高谷大地(29=自衛隊)は「レスリング(の話題は)賞味期限が短い。4年に1度だけの競技で終わってしまうと、後進も育っていかない」と、さっそくの普及活動の理由を説明した。
集合したのは他に同57キロ級の樋口黎、同65キロ級の清岡幸大郎、男子グレコローマンスタイル77キロ級の日下尚、女子57キロ級の桜井つぐみ、同62キロ級の元木咲良でいずれも金メダリスト。参加した子どもらにメダルを触ってもらい、首からさげてもらった。日下は「アクションをしたら反応があることがわかったので、マイナースポーツを今変えるべきかなって思ってるので、試合のように攻め続けます」、樋口は「もうちょっとルールを知ってもらうレクリエーションだったり、(男女の)エキシビションマッチなどいろんなイベントを考えながら、これから連携してできていけたらいいかな」、桜井は「自分は高知が地元。東京には来るのは難しい(人もいる)と思うので、地方でもやっていきたい」とそれぞれに意欲を語った。
金8個を含む計11個のメダルを獲得したが、日本協会の財政難なども鑑み、選手には危機感がある。富山会長からは「意見をどんどん言ってほしい」と要望もされているとし、清岡は「若い世代だからこそ思い付くアイデアはたくさんあると思う。提案していきたい」と力を込めた。【阿部健吾】