【飛び込み】パリ五輪銀の玉井陸斗が日本選手権V「いいスタート切れた」99・70点差の圧勝

日本選手権男子高飛び込みで優勝した玉井陸斗(撮影・竹本穂乃加)

<飛び込み:日本選手権>◇最終日◇1日◇滋賀・インフロニア草津アクアティクスセンター◇男子高飛び込み

パリオリンピック(五輪)銀メダルの玉井陸斗(17=JSS宝塚)が524・50点で優勝した。2位に99・70点もの差をつけての圧勝だった。

「優勝するのは大前提。100%の演技ではなかったけど、安定した演技ができていたという部分で、次の世界選手権だったりオリンピックに向けていいスタートが切れたのかなと思う」

玉井は同選手権で22年まで4連覇。圧倒的な実力をもって制してきたが、前回大会は、腰痛のため棄権していた。2大会ぶりに挑んだ今大会は、台風の影響で予選なしの決勝一発勝負に変更されたが、4本目の6245D(逆立ち後ろ宙返り2回2回半ひねり)で審判の1人が10点満点をつける99・00点の好演技を見せるなどして独走。得意の5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)を最終6本目で披露して97・20点で締め、大差で再び頂点に立った。

今夏のパリ五輪で日本飛び込み界初のメダルを獲得した直後「次は金メダル」と世界の頂点を目指すことを宣言していた玉井。この日も「ロスオリンピックまで残り4年。長いようで短いように感じる4年間だと思うけど、気を抜かずに、今よりもいい成績、いい得点を重ねられるように、さらに完成度を上げてロスでは金メダルを獲得したい」と力強く誓った。帰国まもなくの連戦で「コンディションは100%ではない」中でインターハイ、日本選手権と続けて優勝。圧倒的な力を示し続けている17歳は、4年後を見据え、自分を更新していく。【竹本穂乃加】