<フィギュアスケート:東京夏季競技大会>◇1日◇千葉・三井不動産アイスパーク船橋◇ジュニア女子フリー
ショートプログラム(SP)首位発進の中井亜美(16=TOKIOインカラミ)がフリー1位の122・65点を記録し、合計186・73点で優勝した。大技トリプルアクセル(3回転半)を2本投入し「挑戦できて良い経験になりました」とうなずいた。
冒頭の3回転半は着氷が乱れて手をついたものの、2本目で再びチャレンジ。出来栄え点(GOE)ではマイナスとなったが、1本目よりも乱れをおさえて降りた。
ただ、つけるはずだったセカンドジャンプの3回転トーループを跳び忘れたため、同じ種類である3回転半がともに単発となり、2本目は本来の基礎点の70%に減点。「やっちゃったな」と苦笑しつつ「アクセル2本に挑戦したい思いがありました。リピートにはなったんですけど、着氷できてすごくよかった。挑戦したからこそ、次も挑戦しやすくなると思います。練習でも確率を上げたいです」と前を向いた。
昨季は2年連続でジュニアグランプリ(GP)ファイナルに出場。ただ、全日本ジュニア選手権で10位となり、前年4位だった全日本選手権への出場がかなわなかった。それだけに今は「試合に出られるのがうれしい。海外の試合でも選んでいただいたからには良い演技をしないといけないと思います」とかみしめている。
約2週間半後にはジュニアGPシリーズ第4戦トルコ大会(18~21日)に臨む。今季はフリーでトリプルアクセル2本投入を予定しており「ジュニアGPでは2本とも着氷できるようにしたいです」と意気込んだ。
2位には昨季のユース五輪銅メダルの高木謠(17=東京女子学院)が入った。フリー2位の118・41点で、合計173・25点。今季初戦で大きなミスなく演技を通し「ユース五輪ぶりで緊張感があって『決めなきゃ』と思っていましたが、先生方から『この試合は落ち着いてやるべきことをやろう』とアドバイスがあり、気が楽になりました。うまくまとめられたと思います」と笑顔で振り返った。【藤塚大輔】