8月3、4日に行われた文部科学大臣杯第66回小学生・中学生全国空手道選手権大会(エコパアリーナ)小学5年男子・組手の部で優勝した板垣燈里(あかり、浜松曳馬小)が、初めて世界の舞台に挑む。10月25日に群馬・高崎アリーナで開催される少年少女世界選手権大会に出場。海外選手との戦いを心待ちしながら、優勝を目指して稽古を重ねている。
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初めて日本一となった板垣は「考えすぎずにリラックスして戦えた。うれしさと同時に自信もついた」と初々しい笑顔を見せた。昨年は全国準Vの成長株。今年は得意の上段突きを駆使し、7戦全勝で全国143人の頂点に立ち、初の世界切符を手にした。
日本空手協会主催の少年少女世界選手権はコロナ禍の影響もあり、アイルランドで実施された17年以来、7年ぶりに開催される。“地元”日本で行われる大舞台を心待ちしており、「外国人の選手と戦えることが本当に楽しみ。大会までにしっかり準備して、優勝を目指したい」と力強く誓った。
浜松市浜名区の日本空手協会浜北支部「浜北松濤館(しょうとうかん)」に所属。6歳から競技を始め、父親の仕事の関係で転居が続いた中、小学3年の夏に同道場の門をたたいた。「とにかく練習が楽しい」と週6日、1日2時間の稽古で心身ともに鍛えている。練習後には「自分への課題をもらいたいから」と毎回指導員にアドバイスを求めるなど、向上心は尽きない。
同道場の清水克彦副館長(37)は「真面目で練習をよくする。これから、まだ成長していく」と目を細める。初めて挑む世界選手権へ「力を出し切って、頂点を狙ってほしい」とエールを送った。【山口昌久】